東部図書館では、7月を除く奇数月の第3土曜日に「名作映画鑑賞会」を開催しています。どうぞお気軽に足をお運びください。(無料)
ご予約は不要です。当日直接会場へお越しください。
詳細
時 間 | 開 場:13時15分~ 上 映:13時30分~ |
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場 所 | 東部図書館 3階研修室 |
定 員 | 60名 |
問い合わせ | 千葉県立東部図書館 電話0479-62-7070 |
平成27年5月の上映予定
5月16日(土)
『植村直己物語』 1986年/日本/140分
■スタッフ
監 督 : 佐藤 純彌
製 作 : 田中 壽一
脚 本 : 岩間 芳樹
音 楽 : ウィンダム・ヒル
撮 影 : 並木 宏之
■キャスト
西田 敏行
倍賞 千恵子
古尾谷 雅人
若林 豪
■ストーリー
植村直己は大学時代、優れた登山家である友人の小川の誘いで初めて雪山登山に挑んだ。そこで失態を演じた彼は、猛トレーニングを開始した。4回生の時、小川のアラスカでの経験を聞いた植村は、海外への憧れを強く抱くようになり、就職もせず、海外へ飛び出した…。
1984年にアラスカのマッキンリー山で消息を絶った冒険家の生涯を描く。
■豆知識
植村を知る人たちがこぞって口にするのは、実績をかけらもひけらかさない植村の謙虚さである。78年の北極点単独行の前、植村に自分の位置を測定する天測を手ほどきした西堀栄三郎は「頭が下がるほどのまじめな努力。そしてあの謙虚さ。人間性にほれてしまう」と語る。一方で、植村は「私は自分の夢についてはエゴイスト」としばしば書き、口にしている。妻公子が冗談めかして、「へり下る割に、最後は必ず自分を貫いている。これは、山陰地方の人間の特質なんだと思う」という言葉とも符合する。植村に人々がひきつけられるのは、人なみはずれた冒険の実績だけではなく、実は、その生き方なのかも知れない。
(参考文献:本多勝一・武田文男 編『植村直己の冒険を考える』朝日新聞社 1984)
関連資料
資料名 | 著者名等 | 出版者名 | 出版年 | 請求記号 |
---|---|---|---|---|
植村直己、挑戦を語る | 植村 直己 著 | 文芸春秋 | 2004 | 7861/75/ |
植村直己・夢の軌跡 | 湯川 豊 著 | 文藝春秋 | 2014 | 7861/92/ |
植村直己の冒険を考える | 本多 勝一 編 | 朝日新聞社 | 1984 | 2891/U42/ |
大冒険時代 世界が驚異に満ちていたころ | マーク・ジェンキンズ 編 | 早川書房 | 2007 | 29091/12/ |
極地に消えた人々 北極探検記 | ワシーリー・パセツキー 著 | 白水社 | 2002 | 2978/4/ |
登山と自然の科学Q&A | 日本勤労者山岳連盟 編 | 大月書店 | 2000 | 7861/52/ |
山の旅本の旅 登る歓び、読む愉しみ | 大森 久雄 著 | 平凡社 | 2007 | 7861/86/ |
山の名著 明治・大正・昭和戦前編 明快案内シリーズ 知の系譜 | 近藤 信行 編 | 自由国民社 | 2009 | 7861/89/ |
青春を山に賭けて | 植村 直己 著 | 毎日新聞社 | 1971 | 7861/U42/ |
極北に駆ける Yama‐kei classics | 植村 直己 著 | 山と渓谷社 | 2000 | 2978/2/ |
植村です どうもすみませんです | 能勢 順 著 | 教育出版センター | 1986 | 7861/N97/ |
弟・植村直己 | 植村 修 著 | 編集工房ノア | 1999 | 7861/34/ |