東部図書館では、毎月第3土曜日に「名作映画鑑賞会」を開催しています。どうぞお気軽に足をお運びください。(無料)
ご予約は各回の上映期日1ヶ月前より受付いたします。
詳細
時間 | 開場:13時15分~ 上映:13時30分~ |
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場所 | 東部図書館 3階研修室 |
定員 | 60名 |
申込み | 来館又は電話でお願いします。 千葉県立東部図書館 電話0479-62-7070 |
平成24年11月の上映予定
11月17日(土)
『 西部の男 』 1940年/アメリカ/100分
■スタッフ
監督:ウィリアム・ワイラー
原作:スチュアート・N・レイク
脚本:ジョー・スワーリング
ナイヴン・ブッシュ
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:ディミトリー・ティオムキン
■キャスト
ゲイリー・クーパー
ウォルター・ブレナン
ドリス・ダヴェンポート
リリアン・ボンド
■ストーリー
判事ロイ・ビーンは自分が経営する酒場を法廷と兼用し、「おれが法律だ」と君臨している。牧場主を保護し開拓農民を迫害する判事は、農民にあやうく仕返しされそうなところを、流れ者のコールに助けられる。しかし、感謝祭の日に農民たちの収穫に焼き討ちをかけたのが判事だと知ったコールは・・・。開拓時代のテキサスを舞台に、悪徳判事と対決する流れ者のカウボーイの姿を描いた正統派西部劇。
■豆知識
ロイ・ビーン(1825頃~1903)判事は、実在の人物である。彼は56歳の頃ウエスト・テキサスの荒野にある町ラングトリーで、熱烈に憧れているジャージー島出身の女優「リリー・ラングトリー」の名をつけた酒場「ジャージー・リリー」を始めた。当時のこの地は「ピコス川以西に法はなく、エル・パソ以西に神はいない。」といわれている無法地帯であった。ロイ・ビーンにはいろいろな逸話が残っている。ビールを売ったつり銭がないと、客に「騒乱罪」を科してつり銭分を罰金として取り立てたり、検死した死体のポケットに40ドルとピストルが入っているのを発見すると、ピストルを隠し持っていた罪で、死んだ男に40ドルの罰金を科したそうだ。気ままに裁定を下しているロイだが、テキサス・レンジャーの推薦を受け、治安当局によって合法的に任命された正規の治安判事だったのである。犯罪が多発し治安を安定させる必要に迫られた当局にとってロイは、その辺りでは最も信頼し得る人材と見なされたのであろう。(参考・引用文献:足立 康著『雑記帖のアメリカ』慶應義塾大学出版会 2001)
関連資料
資料名 | 著者名等 | 出版者名 | 出版年 | 請求記号 |
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西部劇を読む事典 | 芦原 伸 著 | 日本放送出版協会 | 2003 | 77825/141 |
セルジオ・レオーネ | クリストファー・フレイリング 著 | フィルムアート社 | 2003 | 77823/83 |
読み継がれるアメリカ | 佐々木 みよ子 編 | 南雲堂 | 2002 | 93029/ 87 |
大いなる西部劇 | 逢坂 剛 著 | 新書館 | 2002 | 77825/ 121 |
大西部劇 | 児玉 数夫 編 | ノーベル書房 | 1992 | 77825/22 |
雑記帖のアメリカ | 足立 康 著 | 慶応義塾大学出版会 | 2001 | 9146/アヤ2 |
20世紀のグレートスター100&外国映画の代表作250 | 近代映画社 | 2000 | 77828/12 | |
アメリカ映画の大教科書 上 | 井上 一馬 著 | 新潮社 | 1998 | 77825/76/1 |
アメリカ映画の大教科書 下 | 井上 一馬 著 | 新潮社 | 1999 | 77825/76/2 |
20世紀の映画監督名鑑 | 共同通信社 | 1999 | 77828/10 |
問い合わせ
千葉県立東部図書館
旭市ハの349 TEL 0479-62-7070