タイトルコード |
1000100018362 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
絨毯の下絵 |
書名ヨミ |
ジュウタン ノ シタエ |
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十九世紀アメリカ小説のホモエロティックな欲望 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
本合 陽/著
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著者名ヨミ |
ホンゴウ アキラ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
研究社
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出版年月 |
2012.12 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-327-47228-3 |
ISBN |
4-327-47228-3 |
数量 |
6,306p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
930.29
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件名 |
小説(アメリカ)-歴史
性(文学上)
同性愛
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注記 |
文献:p282〜297 |
内容紹介 |
ヘンリー・ジェイムズの「ボストニアンズ」「鳩の翼」論を中核に、アメリカを代表する作家のテキストを精読するアメリカ小説論。絨毯の下絵のようにアメリカ小説に複雑に織り込まれたホモエロティックな欲望を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
東京大学文学修士。岡山大学、静岡大学を経て、東京女子大学教授。 |
目次タイトル |
序論 インターテクスチュアルな絨毯の下絵 |
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絨毯の模様のパフォーマティヴィティ ホモエロティックな欲望-セクシュアリティとジェンダーの問題 ホモエロティックな欲望の水脈 本書の構成 |
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第一部 ヘンリー・ジェイムズをめぐるインターテクスチュアルな関係 |
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第一章 ヘンリー・ジェイムズの『ボストニアンズ』 ホモエロティックな読みの可能性 |
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十九世紀後半の女性の問題 語り手の位置 オリーヴの「センティメント」 「『ベルトラフィオ』の著者」との関係 |
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第二章 ハワード・オヴァリング・スタージスの『ティム』と『ベルチェンバー』 アセクシュアリティと強制的異性愛の発動 |
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「男性」の枠に収まらないスタージス スタージスとジェイムズ 無条件の愛を求めるティム 『ベルチェンバー』に潜むアセクシュアリティ アセクシュアリティから見えるホモエロティシズム |
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第三章 ヘンリー・ジェイムズの『鳩の翼』 ケイトの愛とインターテクスチュアルな可能性 |
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「受動的」な人物をめぐって 書き出しの不思議、結末の曖昧さ ミリーのロマンス 「ハンサム」なケイト 換喩としての病い ケイト/ヴェリーナの目覚め |
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第四章 ヘンリー・ブレーク・フラーの『バートラム・コープの年』 『ボストニアンズ』からの出発 |
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結婚と年齢 『バートラム・コープの年』と「欲望の三角形」 欲望の三角形とホモエロティックな視線 エロティックな三角形の可能性 |
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第二部 十九世紀のホモエロティックなディスコース |
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第五章 チャールズ・ブロックデン・ブラウンの『オーモンド、あるいは秘密の目撃者』 隠蔽と解放のドラマ |
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ロマンティック・フレンドシップの系譜 『オーモンド』の語り手 隠蔽の構造 ブラウンの「隠蔽」の物語 ブラウンとロマンティック・フレンドシップ |
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第六章 ハーマン・メルヴィルの『タイピー-ポリネシアの生活覗き見』 ホモエロティックな視線のゆくえ |
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異国情緒とホモエロティシズム エロティシズムをめぐって 独身者の視線 婚姻制度の拒否 |
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第七章 ベイヤード・テイラーの『ジョゼフと友達』 マンリィな愛の二つの顔 |
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ホイットマンの影響 ジョゼフの成長物語 マンリィな愛 「イノセンス」と「マンリィ」 |
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第八章 マーク・トウェインの『ジャンヌ・ダルクの個人的な回想』 埋葬されるホモエロティシズム |
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トウェイン、テイラー、ストッダード マーク・トウェインとセクシュアリティ 語り手の「二重の特性」 『王子と乞食』の「同志の絆」を巡って ジャンヌ・ダルクと「同志の絆」 アンドロジニーへの愛 |