タイトルコード |
1000100206669 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
経済行動と宗教 |
書名ヨミ |
ケイザイ コウドウ ト シュウキョウ |
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日本経済システムの誕生 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
寺西 重郎/著
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著者名ヨミ |
テラニシ ジュウロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2014.9 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-326-55071-5 |
ISBN |
4-326-55071-5 |
数量 |
8,499,31p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
332.1
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件名 |
日本-経済-歴史
イギリス-経済-歴史
経済哲学
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注記 |
文献:巻末p11〜31 |
内容紹介 |
日本人の叡智が生んだ日本経済システムの特徴はどのような社会的文化的な条件のもとに成立したのか。マックス・ウェーバーを拡張したモデルによる宗教の変化とその経済行動へのインパクトを分析する。 |
著者紹介 |
一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。日本大学客員教授、一橋大学名誉教授。著書に「経済開発と途上国債務」「日本の経済システム」「戦前期日本の金融システム」など。 |
目次タイトル |
序章 日本経済システムの探求 |
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1 二つの個人主義と二つの経済システム 2 本書の構成 |
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第1章 経済行動と宗教はどうとらえられてきたか |
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1 ウェーバー、ベラーとグライフ 2 本書の分析の課題と方法 3 個人主義について |
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第2章 宗教の変化-日英比較 |
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第1節 イギリスにおける宗教の変化 1 宗教改革の背景 2 宗教の変化 3 イギリスにおける宗教改革 第2節 日本における宗教の変化 1 宗教の変化の背景 2 仏教における革新 3 凡夫論の流れ:天台本覚思想 4 他力化の流れ:鎌倉新仏教 5 宗教の変化の定着と日本経済の三局面 第3節 ウェーバーによるプロテスタンティズムと原始仏教の比較 |
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第3章 宗教の変化と経済社会システム-イギリス |
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第1節 身近な他者に距離を置いた個人主義 1 カルヴァン主義 2 イギリス経験論 3 ロックからヒューム、スミスへ 第2節 所有権とその社会的機能 1 日常生活としての私有財産の肯定 2 ロックの所有権論 第3節 供給主導型経済システム 1 見えない買手に対する供給システム 2 産業革命への道 3 J・S・ミル『自由論』の個人観 |
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第4章 宗教の変化と経済社会システム-日本 |
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第1節 易行化と個人主義 1 現世肯定 2 求道主義 3 個人主義:自己実現と他者による評価 第2節 手工業における需要主導型生産システム 第3節 需要主導型経済システム 第4節 福沢諭吉の経済論における人的資本と個人主義 |
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第5章 家族の構造の日英比較史 |
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第1節 イギリスの家族 1 初期条件 2 黒死病期まで 3 黒死病期以後近世まで 4 マルサス的メカニズムの消滅 5 イギリスの家族構造の変化 第2節 日本の家族そして「家」 1 私的財産継承の視点 2 初期条件 3 財産としての官職・官位 4 人的資本の継承 5 土地の私有 6 家の形成過程 7 武士・封建制と中世 第3節 結論 |
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第6章 市場経済化と村落共同体-日本とイギリス |
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第1節 市場経済移行と集団行動に関する二つの均衡 第2節 イギリスにおける土地所有の個人化と共同体の解体過程 1 荘園制度と農村共同体 2 労働市場の発展 3 商品市場の遅れた発展 4 土地の私有化と共同体の解体 第3節 日本における市場経済化と個人所有 1 小農経営の成立過程 2 石高制の下での農村と農民 3 商品市場の発達 4 労働市場の生成 5 個人所有化 第4節 結論 |
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終章 宗教の変化と日本経済システム |
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1 日本の個人主義に関する含意 2 日本経済の特質に関する含意 3 結びに代えて |