タイトルコード |
1000100246194 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世近代移行期の政治文化 |
書名ヨミ |
キンセイ キンダイ イコウキ ノ セイジ ブンカ |
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「徳川将軍のページェント」の歴史的位置 |
叢書名 |
歴史科学叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
椿田 有希子/著
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著者名ヨミ |
ツバキダ ユキコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
校倉書房
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出版年月 |
2014.12 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-7517-4580-9 |
ISBN |
4-7517-4580-9 |
数量 |
370p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.58
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件名 |
日本-歴史-幕末期
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内容紹介 |
内憂外患の時代状況下で徳川幕府が行った、日光社参や上洛といった「公儀立て直し努力」のゆくえを、幕藩制国家の最高権力者たる将軍と、民衆との関係性に主眼をおいて解明する。 |
著者紹介 |
1974年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得。平塚市博物館協議会委員、寒川文書館運営事務補佐員。 |
目次タイトル |
序章 本書の問題意識 |
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第一節 本書の目的と分析視角 第二節 研究史の整理 第三節 本書の課題と構成 |
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第一部 将軍「明君」の創出と政治的実践としての天保社参 |
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第一章 日光社参とはなにか |
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第一節 日光社参の概要 第二節 天保社参の概要 |
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第二章 将軍家慶の「明君」化と天保改革 |
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第一節 代替わり前後における家慶イメージの変化 第二節 天保改革の理念的支柱としての「明君」家慶 第三節 民衆に向けた「明君」アピール-「王子御成一件」 |
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第三章 日光社参を見る眼 |
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第一節 天保社参挙行の背景と当時の時代状況 第二節 社参行列の「演出」 第三節 民衆にとっての社参 |
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補論一 天保社参における「人気」への配慮 |
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第一節 史料について 第二節 史料の内容と特徴 |
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補論二 治者・被治者の「一体感」創出 |
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第一節 嘉永二年鹿狩の概要 第二節 鹿狩における将軍と民衆との接点 |
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第二部 天保社参における海防体制の再編 |
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第四章 天保社参と海防問題 |
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第一節 天保社参と御固め 第二節 浦賀奉行所の御固め体制 第三節 川越藩と天保社参 |
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第五章 天保社参をめぐる地域の動向 |
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第一節 三浦郡村々の役編成 第二節 浦賀と社参 |
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第六章 江戸湾防備網構想とその挫折 |
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第一節 天保改革期における幕府の防備政策基調 第二節 下田・羽田の機構整備と「江戸湾防備網構想」 第三節 江戸湾防備網構想の挫折要因 |
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第三部 幕末維新期における治者・被治者関係のゆくえ |
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第七章 文久・元治上洛と地域・民衆 |
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第一節 文久・元治上洛の概要と特質 第二節 地域・民衆にとっての文久・元治上洛 第三節 度重なる還御延期と失望感・不満感の蔓延 |
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第八章 天皇の「見せ方」 |
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第一節 東幸の概要と挙行の経緯 第二節 東幸行列の「演出」と天皇の「見せ方」 第三節 天皇に向けられた民衆の「まなざし」 |
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終章 「徳川将軍のページェント」の歴史的意義と東アジア政治文化論への展望 |
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第一節 「徳川将軍のページェント」の歴史的意義 第二節 今後の課題と展望 |