タイトルコード |
1000100376670 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<教育の自由>と学校評価 |
書名ヨミ |
キョウイク ノ ジユウ ト ガッコウ ヒョウカ |
|
現代オランダの模索 |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
|
叢書番号 |
63 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
奥村 好美/著
|
著者名ヨミ |
オクムラ ヨシミ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
|
出版年月 |
2016.3 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-8140-0011-1 |
ISBN |
4-8140-0011-1 |
数量 |
6,295p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
374
|
件名 |
学校評価
オランダ-教育
|
注記 |
文献:p276〜292 |
内容紹介 |
様々な歪みを引き起こしている学校評価。社会の希望を託す子ども達にとって、何が不足し何を改善すべきなのか。模索するオランダの教育現場をレポートで紹介し、未来への希望に繫げる学校評価のあり方を考える。 |
著者紹介 |
1985年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。共著に「パフォーマンス評価」「グローバル化時代の教育評価改革」など。 |
目次タイトル |
序章 今,求められる学校評価とは |
|
第1節 オランダの「教育の自由」と学校評価の特徴-本書の課題と対象 第2節 学校評価はどう論じられてきたか-研究史上の問題群 第3節 学校評価の主体,評価される質の中身,評価結果の活用-論点整理と分析の視点 第4節 「教育の自由」と学校評価の関係性を問う-研究の課題と方法 第5節 本書の構成 |
|
第Ⅰ部 学校の自己評価を重視した学校評価政策-2002年教育監督法 |
|
第1章 学校の自己評価を重視した教育監督法の成立 |
|
第1節 オランダの教育の背景 第2節 学校の自己評価を重視した教育監督法の成立-2002年教育監督法 第3節 整合性・完全性・現実性の問題-2002年教育監督法に対する評価 「教育の自由」との矛盾と学校の自己評価への期待-小さなまとめ コラム1 ピースフル・スクール |
|
第2章 学校内のコミュニケーションを促す学校の自己評価-自己評価ツールZEBO |
|
第1節 妥当性・信頼性のあるツールを目指して-ZEBOの開発過程とその背景 第2節 学校効果研究やコンティンジェンシー理論にもとづく評価指標の設定 第3節 学校内のコミュニケーションを促すツール-自己評価ツールZEBOの概要 第4節 評価指標を活かす途-ZEBOの使用状況 ZEBOから得られる示唆と限界-小さなまとめ |
|
第3章 教育監査に対応できる自己評価ツールの流行-自己評価ツールWMK |
|
第1節 教育監査に対応できるツールの普及-自己評価ツールをめぐる状況 第2節 教育監査のポイントと学校のヴィジョンの明示化-WMKの概要 第3節 「個に応じた指導」の評価-WMKの評価指標例 第4節 共働的な質の管理-A校での取り組み WMKから得られる示唆と危惧,オランダの方向性-小さなまとめ コラム2 モンテッソーリ |
|
第Ⅱ部 学校評価の今日的展開と新たな模索 |
|
第4章 学力テストの結果を重視したリスク分析-教育ガバナンス政策の導入 |
|
第1節 規制の効果を生み出すために-応答的規制の強制ピラミッド 第2節 内部コントロールを基礎とするピラミッド-オランダの「教育ガバナンス」 第3節 教育の質が矮小化される危険性-「教育ガバナンス」の特徴とその影響 第4節 「教育の自由」のもとでの質の保証の難しさ-教育監督法の改訂 「教育ガバナンス」の問題と全国最終試験の導入-小さなまとめ |
|
第5章 中央最終試験の導入と問題点 |
|
第1節 「現実的な数学教育」-オランダで目指される教育像 第2節 「現実的な数学教育」の影響-中核目標とCitoテスト 第3節 法案に対するオランダ国内での評価 「教育の自由」のもとでのジレンマと乗り越える方途の模索-小さなまとめ コラム3 イエナプラン |
|
第6章 オルタナティブ教育連盟による学力テスト偏重批判 |
|
第1節 学校の自律性や多様性の尊重-2005年版『監督枠組』の概要 第2節 副次的弊害への懸念-2005年版『監督枠組』への批判 第3節 「全ての学校は1つ」-オルタナティブ教育連盟による学校評価の構想 オルタナティブ教育連盟による提案の限界と「訪問視察」の可能性-小さなまとめ |
|
第7章 ダルトン・プランの訪問視察 |
|
第1節 実験室のないダルトン・プラン-オランダにおけるダルトン・プラン 第2節 オランダダルトン協会による訪問視察 相互評価的な学校評価の仕組みの構築-小さなまとめ コラム4 ダルトン・プラン |
|
終章 |
|
第1節 本書の結論 第2節 今後の課題 |