タイトルコード |
1000100376933 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中国古代国家と情報伝達 |
書名ヨミ |
チュウゴク コダイ コッカ ト ジョウホウ デンタツ |
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秦漢簡牘の研究 |
叢書名 |
汲古叢書
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叢書番号 |
133 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 勝久/著
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著者名ヨミ |
フジタ カツヒサ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2016.3 |
本体価格 |
¥15000 |
ISBN |
978-4-7629-6032-1 |
ISBN |
4-7629-6032-1 |
数量 |
6,683,23p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
222.041
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件名 |
中国-歴史-秦時代
中国-歴史-漢時代
木簡・竹簡
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内容紹介 |
法制史や文書行政の範囲をこえて、文字のメッセージを伝える情報伝達という視点から、秦漢簡牘の用途を総合的に考察。秦漢時代の国家と郡県制の性格に関する地域社会の特質を明らかにする。 |
著者紹介 |
1950年山口県生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。愛媛大学名誉教授。著書に「中国古代国家と社会システム」「東アジアの資料学と情報伝達」など。 |
目次タイトル |
序章 中国古代の出土資料と情報伝達 |
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一 簡牘・帛書の書籍と保存資料 二 文書の伝達と情報処理 三 地方官府の運営と実務資料 四 本書の目的と構成 |
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第一編 秦漢簡牘の機能と情報伝達 |
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第一章 里耶秦簡と秦代郡県制 |
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第一節 里耶秦簡と出土資料学 一 里耶秦簡の分類と内容 二 秦代の文書伝達と情報処理 三 洞庭郡と遷陵県の文書伝達 第二節 里耶秦簡の交通資料と県社会 一 里耶秦簡の交通に関する資料 二 漢簡の私用伝と里耶秦簡の交通資料 三 秦漢時代の県と郷里社会 |
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第二章 漢代地方の文書逓伝と情報処理 |
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一 漢代地方の文書逓伝と郵書記録 二 懸泉漢簡の郵書記録 三 文書逓伝の方法と郵書記録 四 情報処理の方法と用語 |
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第三章 漢代地方の文書処理と「発」 |
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一 『史記』『漢書』などの「発」 二 封検、郵書記録にみえる「発」 三 文書処理と「発」 四 単独簡の伝、檄と「発」 五 秦漢時代の地方官府と情報処理 |
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<補論> 「署某発」について |
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第四章 漢代檄の伝達方法と機能 |
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一 史書にみえる檄の伝達 二 郵書記録にみえる檄の伝達 三 居延漢簡にみえる文書の檄 四 召喚、派遣の檄と符 |
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第五章 漢代交通と伝の機能 |
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一 「失亡伝信冊」の構成と伝 二 中央官庁が発給する伝 三 地方官府が発給する伝 四 漢代の交通と伝の機能 |
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第六章 漢簡にみえる地方官府の伝 |
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一 敦煌郡が発給する伝の形式 二 伝と公用出張の用務 三 漢代交通の維持と規制 |
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第二編 秦漢時代の交通と情報伝達 |
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第七章 秦漢交通システムと出土資料 |
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一 中国交通史の研究 二 交通システムに関する規定 三 人々の往来と情報伝達 |
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第八章 漢代西北の交通と懸泉置 |
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一 敦煌懸泉置の構造と組織 二 懸泉置の文書逓伝と文書伝達 三 漢代交通制度の運営 |
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第九章 エチナ河流域の交通と肩水金関 |
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一 漢代西北の候官と肩水金関 二 金関漢簡にみえる伝の記録 三 金関漢簡の符と記録 四 肩水金関と漢代の交通システム |
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第十章 後漢時代の交通と情報伝達 |
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一 漢中の古代道と褒斜道石刻 二 褒斜道石刻と地域社会 三 漢簡にみえる州刺史・州牧 |
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終章 中国古代の出土資料と地域社会 |
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一 長江流域と西北の出土資料 二 秦漢時代の文書行政と情報処理 三 交通システムと情報伝達 四 秦漢時代の公文書と情報技術 |