タイトルコード |
1000100377201 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ドイツ都市計画の社会経済史 |
書名ヨミ |
ドイツ トシ ケイカク ノ シャカイ ケイザイシ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
馬場 哲/著
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著者名ヨミ |
ババ サトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2016.3 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-13-046117-7 |
ISBN |
4-13-046117-7 |
数量 |
6,422p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
332.34
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件名 |
ドイツ-経済-歴史
都市計画-歴史
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注記 |
文献:p374〜405 |
内容紹介 |
19世紀後半、ドイツでも近代都市が成立してきた。フランクフルトの事例に即して、ドイツ近代都市確立期の都市政策および都市化と工業化の具体的様相や、都市計画に関連する諸政策の社会政策的意義を検討する。 |
著者紹介 |
1955年東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。同大学院経済学研究科教授・研究科長。経済学博士。社会経済史学会代表理事。著書に「ドイツ農村工業史」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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第Ⅰ部 ドイツ近代都市史研究の展開と課題 |
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第1章 ドイツ近代都市史・都市化史研究の成立と展開 |
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はじめに 1.「都市」と「都市化」の概念 2.ドイツにおける近代都市史・都市化史研究の成立と発展 3.ドイツにおける都市化の時期区分と都市の諸類型 4.「自治体給付行政」論の進展 5.1990年代以降の展開 おわりに 補論 日本におけるドイツ近代都市史研究について |
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第2章 ドイツ都市計画の社会経済史 |
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はじめに 1.都市化の進展と近代都市の成立 2.自治体給付行政の成立 3.「生存配慮」 4.上級市長 5.社会都市と社会政策的都市政策 6.広義の都市計画 7.都市計画と社会政策との交錯 8.ドイツ近代都市史におけるフランクフルトの位置 9.ドイツ都市政策の国際的反響 おわりに |
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第Ⅱ部 フランクフルトの都市発展と都市政策 |
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第3章 アディケスの都市政策と政策思想 |
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はじめに 1.フランクフルト上級市長着任まで 2.フランクフルト時代の都市政策 3.アディケスの政策思想 おわりに |
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第4章 工業化・都市化の進展と合併政策の展開 |
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はじめに 1.フランクフルトの経済構造と工業化 2.1877年と1895年の合併 3.1900年と1910年の合併 4.1928年の合併 おわりに |
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第Ⅲ部 フランクフルトの都市計画とその社会政策的意義 |
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第5章 都市交通の市営化と運賃政策 |
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はじめに 1.世紀転換期ドイツにおける市街鉄道の運賃問題 2.市営化後のフランクフルト市街鉄道における運賃制度の改定 3.労働者用週定期の導入過程 4.運賃改定後のフランクフルト市営市街鉄道の経営 5.割引運賃の対象拡大の抑制 6.第一次世界大戦期の度重なる値上げ おわりに |
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第6章 都市土地政策の展開とその限界 |
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はじめに 1.都市土地政策とは何か 2.フランクフルトにおける都市土地政策の成立とその実施機構 3.市有地拡大と土地取引の概観 4.土地購入取引の具体的様相 5.市有地の「活用」 6.土地政策の評価 おわりに |
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第7章 都市当局と公共慈善財団の相補関係 |
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はじめに 1.フランクフルトにおける公共慈善財団の成立 2.フランクフルトのプロイセン編入と公共慈善財団 3.都市土地政策と公共慈善財団 4.公共慈善財団の土地所有の推移と土地取引 5.フランクフルトの都市建設と財団所有地 おわりに |
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第Ⅳ部 イギリスにおけるドイツ都市行政・都市政策認識 |
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第8章 ホースフォールの活動と思想 |
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はじめに 1.19世紀末〜20世紀初頭のマンチェスター 2.ホースフォールのフィランスロピー活動と社会改良思想 3.住宅改良運動・住宅政策への関与 4.ホースフォールのドイツ都市計画・都市行政認識 おわりに |
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第9章 ネトルフォールドの活動と思想 |
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はじめに 1.住宅問題への関与とバーミンガム・カウンシル住宅委員会委員長への就任 2.住宅委員会の基本的立場 3.ネトルフォールドの住宅政策思想 4.ネトルフォールドの住宅政策への評価 5.ホースフォールとドイツの「都市拡張計画」からの影響 6.1905年夏のドイツ視察と1906年7月の住宅委員会報告 7.ネトルフォールドの住宅政策・都市計画思想の特徴 おわりに |
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終章 本書の総括と今後の課題 |