タイトルコード |
1000100377377 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
学校インターンシップの科学 |
書名ヨミ |
ガッコウ インターンシップ ノ カガク |
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大学の学びと現場の実践をつなぐ教育 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田島 充士/編著
中村 直人/編著
溝上 慎一/編著
森下 覚/編著
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著者名ヨミ |
タジマ アツシ ナカムラ ナオト ミゾカミ シンイチ モリシタ サトル |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ナカニシヤ出版
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出版年月 |
2016.3 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7795-1048-9 |
ISBN |
4-7795-1048-9 |
数量 |
7,310p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
377.9
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件名 |
インターンシップ
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内容紹介 |
学生が在学期間中に学校現場で実践研修を行う学校インターンシップを対象として、学外の社会的実践に資する大学教育の価値について、様々な角度から、理論的・実証的に検証。大学教育に期待される役割を論じる。 |
著者紹介 |
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。 |
目次タイトル |
プロローグ 学問知と実践知との往還を目指す大学教育:学校インターンシップにおける共創的越境 |
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1.「学問知と実践知の乖離」という言説 2.学問知と実践知との生産的往還が促進する「省察」 3.本書が「学校インターンシップ」に着目する理由 4.学校インターンシップを通した参加学生の成長モデル 5.学校インターンシップを通した学校現場・大学の変化 6.学校インターンシップと「越境」 7.学校インターンシップの課題 8.学校インターンシップを通して養成されるべき「共創的越境」 9.まとめ(本書のねらい) |
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第1部 学校インターンシップのシステム:制度の概要 |
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1章 日本における学校インターンシップの展開:教員に求められる資質能力を高めるための具体的な取り組みから |
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1.はじめに 2.行政からみた学校インターンシップの意義 3.学校インターンシップの実際 4.まとめ |
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2章 アメリカにおける学校インターンシップの展開:教員養成における「現場経験」の意義を探る |
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1.はじめに 2.本章の目的:教員養成における学校インターンシップの意義 3.アメリカにおける学校インターンシップの制度的位置づけ 4.アメリカにおける「現場経験」の実態:メリーランド大学ボルチモア・カウンティ校を事例として 5.教員養成における「現場経験」の意義とその実質化 6.まとめ |
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第2部 学校インターンシップの理論:理論面からみた学校インターンシップの意義 |
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3章 ヴィゴツキー理論:共創的越境を実現するプロセスとしての発達 |
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1.はじめに 2.ヴィゴツキーの発達論からみた学校インターンシップの可能性 3.ヴィゴツキー論からみた共創的越境と学校インターンシップ 4.まとめ |
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4章 自己論:内的他者との共創的越境を通した成長 |
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1.はじめに 2.自己論からのアプローチ 3.対話的自己論からみた共創的越境:メタポジション・第三のポジション 4.まとめ |
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5章 正統的周辺参加論:共変移および複数アイデンティティを視野に入れて |
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1.はじめに 2.学校インターンシップの利点は何か 3.越境の様式からみた学校インターンシップの特徴 4.社会的実践の現場における学習とアイデンティティ 5.学校インターンシップにおけるアイデンティティの流動化 6.まとめ |
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6章 省察的実践論:ショーン理論からみた臨床の知と共創的越境 |
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1.はじめに:専門家の知 2.行為の中の省察 3.学校インターンシップと専門家としての教師の育成 |
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第3部 学校インターンシップの効果:具体的なデータ分析に基づくインターンシップの効果検証 |
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7章 「創造的評価」の重要性:非公式な学生コミュニティがインターンシップを変える |
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1.はじめに 2.教育と社会の接続 3.担当したSIの概要 4.現場での活動 5.境界を問う 6.境界をつなぐ「実験的な学習コミュニティ」 7.HELCの活動 8.アイデンティティの揺らぎと省察 9.TAの活動の制約 10.課題 11.実践の特徴(まとめ) 12.ちゃんとした枠を設けないと評価じゃない? 13.総括 |
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8章 教育臨床に関わる力の成長:ハイブリッドな集合体としての教育臨床の達成 |
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1.はじめに 2.教育臨床とは 3.教育臨床に関わる力の形成プロセス 4.まとめ |
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9章 学校インターンシップ参加学生のキャリア意識の育成:学校現場体験の「効果」と「意義」をめぐって |
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1.はじめに 2.教職につくかどうかを迷う学生たち 3.若者の職業的社会化という視点 4.学校現場でのインターンシップが求められてきた背景 5.現場体験活動とは何か 6.学校インターンシップの効果とは何か 7.まとめ:効果的な共創的越境を進めるために |
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10章 学校インターンシップ受け入れ学校・大学および地域の変化:学校インターンシップにおいて学習する(べきな)のは誰か |
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1.はじめに 2.学校の文化にひたること 3.相互作用のきっかけとして 4.「実践家の支援動機」としての初心者・部外者 5.移民と添乗員 6.「リフレクション・イン・アザーズ・アクション」 7.養成・研修・研究・実践の一体化 8.個人の学習から社会を含む必然的なうつりかわりへ 9.まとめ |
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第4部 学校インターンシップの支援:共創的越境を実現するための大学側の教育改革 |
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11章 学校インターンシップ参加学生への省察支援:協働的省察によって達成される対話 |
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1.はじめに 2.学校インターンシップにおける体験 3.学校インターンシップ参加学生への省察支援 4.まとめ:協働的省察によって達成される対話 |
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12章 産学連携教育からみた大学の教育改革:改革の脇役から主役へ |
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1.はじめに 2.産学連携教育の端緒 3.わが国の端緒,三省合意 4.大学教育改革に向けた国の動きとインターンシップ 5.国際標準化への第一歩,派遣型高度人材育成GP 6.文社系コーオプ教育と大学教育改革 7.立命館大学の長期インターンシップ「コーオプ演習」 8.コーオプ演習における教育手法の変化 9.大学教育改革における産学連携教育の役割 10.まとめ |
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13章 学生の学校インターンシップ経験を活かした授業・演習:新たな学びの実現に応える教員養成大学・教職大学院の構築 |
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1.はじめに 2.評価の三角形と共創的越境 3.教員養成教育を行う大学の現状 4.静岡大学教育学部における取り組み 5.実践的指導力の評価に向けて 6.教職大学院における取り組み 7.実践的指導力が求められる教員養成改革 8.学問知と実践知をつむぐ学校インターンシップへの提言 9.まとめ |
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エピローグ 学問知と実践知との往還を通した共創的越境の実現とは:学校インターンシップの未来へ |
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1.実践の未来を豊かに予測するための学問知の可能性 2.学校インターンシップを共創的越境のアリーナにしていくためには 3.大学教育の未来へ |