タイトルコード |
1000100379442 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
テマ反乱とビザンツ帝国 |
書名ヨミ |
テマ ハンラン ト ビザンツ テイコク |
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コンスタンティノープル政府と地方軍団 |
叢書名 |
関西学院大学研究叢書
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叢書番号 |
第173編 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中谷 功治/著
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著者名ヨミ |
ナカタニ コウジ |
出版地 |
吹田 |
出版者 |
大阪大学出版会
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出版年月 |
2016.3 |
本体価格 |
¥6900 |
ISBN |
978-4-87259-537-6 |
ISBN |
4-87259-537-6 |
数量 |
22,430p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
209.4
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件名 |
ビザンチン帝国
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注記 |
文献:p383〜404 |
内容紹介 |
7世紀から9世紀前半のビザンツ帝国の政治過程を、テマとのかかわりを中心に考察した書。具体的なテマ軍団の活動の分析を通じて、テマ制の成立過程の解明を目指す。 |
著者紹介 |
1960年大阪市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。関西学院大学文学部教授。博士(文学)。著書に「歴史を冒険するために」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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一 問題提起 二 時代設定 三 研究史と考察対象 四 史料と考察手法 五 本書の構成 |
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第一章 テマ軍団の登場とテマ反乱の展開 |
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一 後期ローマ帝国における軍事行政制度の概要 二 テマ軍団の起源について 三 七世紀の政治情勢 四 テマ軍団による反乱:レオン三世登極以前 五 テマ軍団による反乱:レオン三世登極以後 六 テマ反乱の特徴 |
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第二章 七・八世紀におけるビザンツ中央政府の動向 |
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一 後期ローマ帝国と元老院 二 『テオファネス年代記』と元老院 三 ニケフォロスの『簡略歴史』と元老院 四 コンスタンティノープル元老院の動向 |
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第三章 ビザンツ艦隊をめぐる考察 |
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一 ビザンツ海軍成立期の史料状況と諸問題 二 コンスタンス二世・コンスタンティノス四世と艦隊 三 ユスティニアノス二世からテオドシオス三世までの艦隊 四 レオン三世と艦隊 |
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第四章 レオン三世政権の成立 |
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一 七世紀後半のテマ軍団 二 「混乱の二〇年」とテマ軍団 三 レオン三世治下の動向 四 アルタバスドスの反乱 |
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第五章 八世紀後半のビザンツ帝国 |
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一 テマに支えられた政権 二 エイレネの政権 |
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第六章 タグマについて |
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一 『テオファネス年代記』とタグマ 二 タグマ連隊の成立とその役割 三 ビグラとヒカナトイ連隊 |
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補論 タグマの兵力をめぐって |
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一 イスラーム地理学者からの情報 二 ビザンツ史料からの推測 |
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第七章 イサウリア朝下の陰謀事件をめぐって |
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一 首都における陰謀の展開 二 若干の考察 |
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第八章 ビザンツ帝国のバルカン半島政策(八世紀後半-九世紀初頭) |
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一 八世紀のバルカン半島情勢への視角 二 コンスタンティノス五世とブルガリア戦争 三 母エイレネと息子コンスタンティノス六世 四 ニケフォロス一世とバルカン半島 五 親征をする皇帝 |
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第九章 九世紀初頭における帝位継承とテマ反乱 |
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一 将軍バルダネスとテマ反乱 二 レオン五世とミカエル二世の即位 三 スラヴ人トマスの乱(八二一-三年):最後のテマ反乱 |
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第十章 テマ制の起源を再考する |
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一 主要史料の確認 二 研究史の概要 三 テマ自生説とその批判 四 ザッカマンによる検証 五 テマ反乱とテマ制の起源 |
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終章 |
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一 テマ将軍と現地社会 二 テマ将軍からテマ長官へ 三 展望 四 残された課題 |