タイトルコード |
1000100515963 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フィクションの哲学 |
書名ヨミ |
フィクション ノ テツガク |
版表示 |
改訂版 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
清塚 邦彦/著
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著者名ヨミ |
キヨズカ クニヒコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2017.6 |
本体価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-326-15445-6 |
ISBN |
4-326-15445-6 |
数量 |
13,294,18p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
116.3
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件名 |
分析哲学
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注記 |
文献:巻末p11〜18 |
内容紹介 |
作者と語り手との分離という事態を手がかりに、分析哲学の立場から「フィクションとは何か?」に挑む。視覚的な作品も含む包括的なフィクション論を視野に収めつつ、さらに精緻な理論の構築を目指した改訂版。 |
著者紹介 |
1961年群馬県生まれ。東北大学大学院文学研究科単位取得退学。博士(文学)。山形大学人文社会科学部教授。共編著に「画像と知覚の哲学」がある。 |
目次タイトル |
序論 フィクションを問うということ |
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1 フィクションという概念 2 虚構的な発言/虚構に関する発言 3 虚構的な対象の存在と非存在 4 本書の構成について |
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第一章 フィクションの統語論 |
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1 二つの方向性 2 フィクションの目印となるもの 3 統語論的特徴の否定 4 より慎重な否定論 |
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第二章 フィクションの意味論 |
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1 フィクションは何も指示していないか 2 非現実の対象を指示すること 3 フィクションと真偽 |
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第三章 フィクションの語用論(一)主張の差し控えと偽装 |
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1 フィクションは主張されていないか 2 プラトン 3 言語行為の褪化あるいは偽装 4 言語行為の表象 |
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第四章 フィクションの語用論(二)「フィクションを語る」という行為 |
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1 創造性と想像 2 グライス流の意図 3 事実との符合の偶然性 4 事実を記録するフィクション 5 想像を指定するものは何か 6 まとめ |
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第五章 フィクションの語用論(三)ごっこ遊びの理論 |
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1 ごっこ遊びから表象へ 2 作品世界を伴う小道具としてのフィクション 3 カリーの議論との異同 4 まとめ |
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第六章 フィクションのなかでの真理 |
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1 二、三の説明課題 2 不確定性と補充 3 矛盾の問題 4 カリーの信念説 5 ごっこ遊び説 |
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第七章 フィクションの意義と意味 |
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1 ウォルトンの虚構性理論への反例 2 画像表象(描写)の理論における「分離」の問題 3 「分離」的な内容の役割とウォルトンの事例 4 表象内容の多層性 |