タイトルコード |
1000100782853 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ダブル・ライフを生きる<私> |
書名ヨミ |
ダブル ライフ オ イキル ワタクシ |
|
家族に犯罪者をもつということ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
高橋 康史/著
|
著者名ヨミ |
タカハシ コウシ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
|
出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7710-3281-1 |
ISBN |
4-7710-3281-1 |
数量 |
6,244,9p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
368.6
|
件名 |
犯罪人
家族
|
注記 |
文献:巻末p2〜9 |
内容紹介 |
家族に犯罪者をもつ者は、「犯罪者の家族」としての自己をどのように生きているのか。2つの自己を生きる<ダブル・ライフ>の観点から、家族に犯罪者をもつ者がいかにアイデンティティ管理を行っているのかを明らかにする。 |
著者紹介 |
1989年愛媛県生まれ。修士(社会学)。名古屋市立大学大学院人間文化研究科講師。専門は社会学・社会福祉学・社会病理学。 |
目次タイトル |
序章 ダブル・ライフを生きる<私> |
|
1 「犯罪者の家族」という社会からの烙印 2 アイデンティティ管理という実践 3 研究方法と本書の構成 4 家族に犯罪者をもつ者とは誰か |
|
第1章 犯罪・非行と家族に関する研究のこれまで |
|
1 原因としての家族論 2 抑止要因としての家族論 3 被害者としての家族論の登場とその限界 4 被害者としての家族論と支援の必要性 5 先行研究の到達点と課題 |
|
第2章 <ダブル・ライフ>とアイデンティティ |
|
1 関係性としてのスティグマと<ダブル・ライフ> 2 スティグマの不可視化 3 プロセスの産物としての自己を捉える二つの視角 4 アイデンティファイとしての自己 5 経験的データの分析に向けて |
|
第3章 インタビュー調査の全体像 |
|
1 インタビュー調査の概要 2 インタビュー調査の特徴 3 分析全体のストーリー 資料 ご家族に対するインタビューの内容 |
|
第4章 「犯罪者の家族」という自己の出現 |
|
1 スティグマと感情の社会学 2 スティグマの感情としての恥 3 恥の感情を描き出す手法 4 恥を内在化するプロセス 5 恥が生起されるメカニズム |
|
第5章 常人としての自己の出現とスティグマの引き受け |
|
1 スティグマがもたらす語り得なさ 2 スティグマと語り得なさ 3 沈黙を乗り越える 4 「犯罪者の家族」としての体験と語りの二類型 5 語り得なさを乗り越える過程 6 同じ属性をもつ他者/もたない他者 7 小括 |
|
第6章 スティグマがもたらすダブル・バインド |
|
1 「普通」をめぐる自己の定義づけ 2 自己呈示 3 アイデンティティ管理における<ダブル・ライフ>の読み替え 4 アイデンティティ管理における<ダブル・ライフ>の活用 5 正常/異常への封じ込め |
|
第7章 <ダブル・ライフ>の新たな位相 |
|
1 調査場面への批判的アプローチ 2 スティグマ化される相互行為の形式 3 状況定義としての<ピア関係> 4 個人的現実の否定を招く<ピア関係> 5 「加害者の家族」の引き寄せと<密閉性> 6 家族に犯罪者をもつ者固有の生きづらさ |
|
補章 家族の再生をめぐるパラドクス |
|
1 公私関係の焦点としての家族 2 ライフヒストリーの重ね合わせ 3 事件に至るまでの生活史 4 事件後の生活史 5 公共圏からの締め出しへの抵抗 |
|
終章 ダブル・ライフを生き抜く<私> |
|
1 研究により得られた知見 2 家族に犯罪者をもつ者のアイデンティティ管理 3 <私>による<私>への差別 4 結語 |