West Library 千葉県立西部図書館だより 2021年7月 通号76号 テキスト版 目次 1ページ 特集 新しいサービスのご案内 2ページ 使ってみよう「マイライブラリー」 3ページ アメリカの読書事情 ~ Library Report from USA ~ 4ページ Book Review ちょっと気になる新刊図書 「サイエンスカフェ」のご案内(西部主催) 目次終わり {1ページ} 特集 新しいサービスのご案内 郵送による利用登録  令和3年度から、郵送で県立図書館の利用登録ができるようになりました。遠方にお住まいの方、仕事や学業で図書館に行く時間がないという方は、ご利用ください。利用登録をすれば、貸出資料の郵送サービス(有料)も利用できます。 【対象】 千葉県に在住・在学・在勤の方 【申請に必要なもの】 1 資料貸出券交付申込書(兼・仮パスワード発行申込書) 2 本人確認書類の写し 3 返信用封筒(長形3号の定型封筒) 4 返信用の切手 下記URL、QRコードで申請方法をご確認の上、お申し込みください。 https://www.library.pref.chiba.lg.jp/guide/post_80.html パスワードを手に入れよう  パスワードがあれば、県立図書館ホームページのマイライブラリー機能(次ページ参照)を使ったり、インターネット上での資料予約や貸出期間を延長したりできます。パスワードの発行を希望する方は、図書館カウンターでの申請、または郵送による利用登録の際に併せて申請してください。 {2ページ} 使ってみよう「マイライブラリー」  パスワードをお持ちの方は、県立図書館ホームページのマイライブラリーを利用できます。マイライブラリーの代表的なコンテンツを紹介します。 〔画像の説明〕 マイライブラリーの画像。代表的な機能について説明している。 〔画像の説明終わり〕 いろいろ検索  詳細検索画面へのリンク。マイライブラリーにログインした状態で検索をすると所蔵資料にいつでも予約が入れられます。(雑誌、視聴覚資料、事典類など一部の資料は予約できません。) 貸出の状況  クリックすると貸出資料の一覧が表示されます。貸出期間の延長手続きもここからできます。 新着図書お知らせメールサービス  好きな作家の名前や、キーワードなどを登録すれば、登録した単語を含む資料が所蔵された時に、案内メールが届きます。   キーワード「芥川賞」で登録すると、芥川賞受賞作品や、芥川賞に関する資料が所蔵になった時にお知らせが届きます。 新着資料一覧  「設定を開く」から「新着資料をもっと見る」をクリックすると、選択したカテゴリの新着資料一覧が見られます。一覧に表示される資料は、原則として週1回更新しています。 マイブックリスト  借りた本のリストや読み終えた本の感想などの読書記録、次に読みたい本のリストなど、好きなリストを作成することができます。  貸出記録は、図書館で返却手続きをした時点で消えてしまいます。記録を残したい場合には、返却前にマイブックリストを作りましょう。貸出資料の一覧や、新着図書お知らせメールなどからコピー&ペーストすれば、簡単にブックリストが作れます。 メールアドレス登録  メールアドレスを登録すると、予約資料の到着のお知らせや、返却期日のお知らせをメールで受け取ることができます。 マイライブラリーの使い方  マイライブラリーの使い方をもっと詳しく知りたい方は、ここをクリックしてください。 {3ページ} アメリカの読書事情 ~ Library Report from USA ~  県立西部図書館では、障害者サービスの先進事例を学ぶために図書館職員向けの研修会を毎年開催しています。今回は「Zoom」を利用して、シアトル在住の視覚障害の当事者の方(写真)を講師にお招きし、「アメリカの読書事情」と題して、シアトル公共図書館やワシントントーキングブック&点字ライブラリなどの事例についてお話をしていただきました。  シアトル公共図書館では、「LEAP(リープ):Library Equal Access Program」(図書館平等アクセスプログラム)に基づき、様々な理由で図書館利用に困難のある人のためにサービスを提供しています。施設や資料の利用支援だけでなく、障害当事者が主体的に運営する毎月の読書会には視覚障害の方と聴覚障害の方がともに参加できるように手話通訳者を入れる配慮がなされているそうです。 資料の面では、音声読み上げに対応した電子書籍や、誰でも使えるオーディオブックが一般的なメディアとして普及しており、コンテンツも充実しているそうです。ボランティア活動も活発で、録音図書の作成にあたって立候補者多数により、オーディションが行われたという話は驚きでした。  障害のある当事者が意見を述べるためのミーティングも定期的に開催されており、あらゆる立場の人々が取り残されることなく参加できる社会に向けて取り組むアメリカの現状が垣間見える内容でした。  今後も県立図書館では、県民のみなさんの読書環境がよりよいものとなるように、市町村立図書館などの職員やボランティアの方に向けた研修事業をとおして県内図書館事業の発展をサポートしていきます。 〔画像の説明〕 講師写真 〔画像の説明終わり〕 Q&A Q:県立図書館所蔵のCDやカセットテープを利用することはできますか? A:県立図書館では、障害のある方にもご利用いただけるように視聴覚資料を収集しています。視聴覚資料は、障害のある方専用に作成されたものを除き、どなたでも館内の機材を使って視聴することができます。今後、対象となる資料のリストの作成し、提供していく予定です。 {4ページ} BOOK REVIEW  ちょっと気になる新刊 『パンデミックの倫理学 緊急時対応の倫理原則と新型コロナウイルス感染症』 広瀬巌著 勁草書房 2021年1月 【請求記号:4986/258】  著者は国際的な倫理学者であり、WHOでパンデミックの倫理指針を考える部会に参加した経験を持っています。  コロナ禍で表面化した「人工呼吸器やワクチンは誰に優先するか?」「個人の自由はどこまで制限してよいのか?」「パンデミック対策は何を目的とし、どのように行われるべきなのか?」といった問題をどう考えたらよいのか、倫理学や哲学の視点からわかりやすく論じています。 『新型コロナ禍の交通』 上岡直見著 緑風出版 2020年11月 【請求記号:6821/57】  新型コロナに関して様々な対策や「新しい生活様式」が提案され、実践されるようになりました。現在も多くの議論が登場していますが、本書は、新型コロナを含めた感染症と交通に関するテーマを取り上げ、鉄道で問題になる「三密」について感染リスクと対策はどうあるべきかを論じています。  更に、新型コロナ時代に対応する低速交通体系の充実を提案しています。 西部図書館主催講座「サイエンス・カフェ」のご案内 (仮題)「ところ変われば備えも変わる あなたの街と自然災害」 日時:令和3年10月30日(土) 午後2時~3時30分 申込方法等については、別途チラシ、県立図書館ホームページ等でお知らせします。   編集後記  今号では、郵送による利用登録、登録利用者が使える「マイライブラリー」を特集しました。いつでも、だれでも、どこでも資料、情報が手に入るよう、各市町立図書館等を通じた貸出と併せ、県民の皆さまにとって、県立図書館がより身近な存在になることを願ってやみません。 奥付 West Library 千葉県立西部図書館だより 発行日:令和3年7月1日 編集:千葉県立西部図書館 〒270-2252 千葉県松戸市千駄堀657-7 ℡047-385-4133 〔West Libraryの掲載ページURL〕 http://www.library.pref.chiba.lg.jp/ ISSN:0918-7383 以上でWest Library 千葉県立西部図書館だより 通号76号 2021年10月発行 テキスト版を終わります。