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書誌情報サマリ

書名

島崎藤村と創作の論理 

著者名 栗原 悠/著
著者名ヨミ クリハラ ユタカ
出版者 有志舎
出版年月 2025.6


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No. 所蔵館 配架場所 請求記号 資料番号 資料種別 状態 個人貸出 在庫
1 東部図書館一般開架91026/シト 57/2103068508一般在庫 

書誌詳細

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タイトルコード 1000101250764
書誌種別 図書
書名 島崎藤村と創作の論理 
書名ヨミ シマザキ トウソン ト ソウサク ノ ロンリ
一九二〇-三〇年代の<社会>と「役」の思想
言語区分 日本語
著者名 栗原 悠/著
著者名ヨミ クリハラ ユタカ
出版地 東京
出版者 有志舎
出版年月 2025.6
本体価格 ¥6800
ISBN 978-4-908672-83-5
ISBN 4-908672-83-5
数量 9,304,6p
大きさ 22cm
分類記号 910.268
個人件名 島崎 藤村
内容紹介 近代化の中で<社会>が発見され、大衆の存在へと目が向けられるようになった1920-30年代。様々な立場の人が抱える「生」の困難さを、自分ではない何者かを演じる「役」という思想から描き出した藤村文学の帰趨を辿る。
著者紹介 東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。新宿区文化財研究員、新宿区立漱石山房記念館学芸員等を経て、国文学研究資料館および総合研究大学院大学准教授。
目次タイトル 序章 <社会>のなかで振る舞う創作者
第一節 代わりのない生の難題 第二節 「社会の発見」と空白の一九二〇年代 第三節 藤村研究の現在地 第四節 「役」の思想
第一部 模範的国民詩人・松尾芭蕉
第一章 子どもというモチーフの創出
第一節 モチーフとしての子どもの発見 第二節 「文学にあらはれたる国民性の一面」における元禄認識の転回 第三節 『文学に現はれたる我が国民思想の研究』における<公共> 第四節 『文学に現はれたる我が国民思想の研究』の芭蕉・一茶評価 第五節 藤村における津田文学史観の受容 第六節 文明の対立を超克する普遍性への志向
第二章 中年・芭蕉の発見
第一節 「自画像」としての中年・芭蕉 第二節 太田水穂と『潮音』 第三節 水穂の芭蕉論 第四節 藤村の芭蕉受容 第五節 藤村と芭蕉研究会
第三章 <ロマン>の退潮
第一節 一九二〇年代における創作モチーフの転回 第二節 芭蕉の妾としての寿貞説 第三節 藤村と寿貞評価言説の接点 第四節 同時代の恋愛言説に対する批評性 第五節 方法としての恋愛の後景化
第二部 描き直される女性たち
第四章 一夫一婦制への疑問
第一節 陰画としての「涙」 第二節 「涙」における後家と妾の関係 第三節 雑誌『解放』の問題設定(一)私有財産 第四節 雑誌『解放』の問題設定(二)女性の法的権利 第五節 法に隷属する女性の連帯 第六節 <相続>の問題系
第五章 治される信仰
第一節 「ある女の生涯」における問題の所在 第二節 森田正馬の精神病観と宗教批判 第三節 先鋭化する「独語」 第四節 「御霊さま」信仰とその問題 第五節 血縁の二重の意味 第六節 合理と公共への懐疑
第六章 「三人」における地方の知識階級女性の苦悩
第一節 「三人」の評価とその問題 第二節 「三人」における三人の境遇 第三節 松本における自由教育の帰趨 第四節 女子教育の受難 第五節 「三人」における女性たちの岐路
第三部 そして<親>になる
第七章 恐るべき血潮
第一節 「伸び支度」と娘への視点 第二節 「伸び支度」における人形と月経 第三節 一九二〇年代における藤村のイプセン評価 第四節 表象の「松井須磨子」 第五節 月経とヒステリーのナラティヴ 第六節 「人形娘」の成長と受難
第八章 <ユーモア>の志向とその帰趨
第一節 「嵐」評価の両義性 第二節 子どもというモチーフの選択 第三節 方法としての<ユーモア> 第四節 「嵐」における和解と笑い 第五節 「嵐」の「普遍性」 第六節 「仙人」の否定に伏在する文明観の陥穽
第九章 <親>の経世済民
第一節 「分配」評価とその問題 第二節 「分配」に描かれた一九二〇年代の不況 第三節 藤村と早川三代治 第四節 パレートによる富の再分配の思想 第五節 「分配」における経世済民の実践 第六節 「分配」における経世済民観の帰趨
第四部 「役」の思想とその帰結
第一〇章 新生する<詩人>
第一節 『藤村詩抄』の位置 第二節 <若菜集より>と「草枕」の含意 第三節 <一葉舟より><夏草より>における透谷の影 第四節 <新生>の希求としての<落梅集より> 第五節 『詩抄』に見られる<詩人>イメージ
第一一章 <素人>の旅行記
第一節 小説を架橋する旅行記 第二節 大衆化する旅行 第三節 <素人>というモード 第四節 小説家の影 第五節 出雲と津和野への視座 第六節 「山陰土産」という企み
第一二章 <代表>欠格
第一節 「夜明け前」における問題の所在 第二節 <代表>としての半蔵の履歴 第三節 新政府における行政改革の帰趨 第四節 代替可能性への恐れ 第五節 平田国学の志向と矛盾 第六節 再演される「維新」という隘路
終章 「役」という思想のゆくえ
第一節 総括 第二節 今後の検討課題と展望



内容細目

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