| タイトルコード |
1000101253464 |
| 書誌種別 |
図書 |
| 書名 |
平成時代における高校生の進路選択 |
| 書名ヨミ |
ヘイセイ ジダイ ニ オケル コウコウセイ ノ シンロ センタク |
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トラッキングの“弛緩”に関する実証的研究 |
| 叢書名 |
MINERVA社会学叢書
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| 叢書番号 |
72 |
| 言語区分 |
日本語 |
| 著者名 |
中西 啓喜/著
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| 著者名ヨミ |
ナカニシ ヒロキ |
| 出版地 |
京都 |
| 出版者 |
ミネルヴァ書房
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| 出版年月 |
2025.6 |
| 本体価格 |
¥4500 |
| ISBN |
978-4-623-09779-1 |
| ISBN |
4-623-09779-1 |
| 数量 |
6,240p |
| 大きさ |
22cm |
| 分類記号 |
376.41
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| 件名 |
高等学校
高校生
進路指導
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| 注記 |
文献:p212〜235 |
| 内容紹介 |
どの高校に入学するかによって、その後の進路選択の機会と範囲が限定される「トラッキング」。日本のトラッキングシステムが平成時代を通じてどのように変容したのかを、実証的に検討する。 |
| 著者紹介 |
青山学院大学大学院教育人間科学研究科博士後期課程修了。博士(教育学、同大学)。桃山学院大学社会学部准教授。著書に「学力格差拡大の社会学的研究」など。 |
| 目次タイトル |
序章 進学準備化する高校 |
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1.高校卒業者の進路の趨勢 2.トラッキングと教育期待 3.高校内部では何が起こっているのか? 4.本書の分析課題 5.本書の構成 |
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第Ⅰ部 本書の理論的位置づけ |
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第1章 教育的不平等生成の理論的整理 |
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1.教育的不平等生成の理論 2.トラッキング理論 3.日本の教育的不平等の生成メカニズムの仮説検証 |
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第Ⅱ部 パネルデータ分析 |
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第2章 青少年はいつ・どのように大学進学を希望するのか? |
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1.教育調査におけるパネルデータの意味 2.アスピレーションの加熱/冷却の経験的分析 3.パネルデータを用いた希望進路の分析 4.四年制大学志望についての記述的分析 5.パネルデータを用いた四大志望の分析 6.成績の影響は高校入学前に限定的 |
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第3章 トラッキングが高校生の教育期待に及ぼす影響 |
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1.高校で希望進路は変わるのか 2.先行研究のレヴュー 3.調査方法とデータの概要 4.分析 5.トラッキング効果の因果推論 |
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第Ⅲ部 高校のスループット分析 |
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第4章 高校教育における選抜機関から支援機関へのシフト仮説の検証 |
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1.トラッキングシステムの変容 2.生徒文化と進路研究 3.データと方法 4.分析から見える高校の変容 5.選抜機関から支援機関へ |
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第5章 少子化に伴うトップ高校の変化 |
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1.高校教育改革のエリートセクターへのインパクト 2.エリート選抜のあらまし 3.調査の概要 4.方法と手続き 5.トップ校入学者層の変化 6.学習へのコミットメントの変化 7.1990年代の教育改革の帰結 |
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第Ⅲ部補論 国立大学は推薦・AO入試によって「成績優秀な学生」を獲得できているのか? |
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1.エリートセクターにおけるマス選抜 2.高校成績・入試選抜・大学成績に関する先行研究 3.データ・方法・仮説の設定 4.入試形態と成績の関係 5.マス選抜の実状 |
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第Ⅳ部 国際比較分析 |
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第6章 職業トラックによる教育アスピレーション冷却 |
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1.中等職業教育の趨勢 2.先行研究のレヴューと分析課題 3.データと変数 4.職業トラックの効果 5.日本におけるアスピレーションの冷却 |
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第Ⅴ部 職業トラックの分析 |
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第7章 職業系専門高校の変遷と現状 |
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1.職業系専門高校の現状 2.職業系専門高校 3.データの概要 4.商業科からの進学 5.小学科による進路分化機能 |
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第8章 農業高校は農業者育成機関としての役割を終えたのか? |
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1.変わる農業高校 2.農業・農村の近代史と農業教育 3.農業高校の現状 4.農業高校におけるインタビュー調査 5.農業高校の未来 |
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終章 調査データから見えたトラッキングの“弛緩” |
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1.日本の教育的不平等生成とトラッキング 2.トラッキング研究への貢献 3.進学準備教育化と支援機関としての高校 4.今後の課題 |