タイトルコード |
1000100026428 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ドイツ社会保障の危機 |
書名ヨミ |
ドイツ シャカイ ホショウ ノ キキ |
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再統一の代償 |
叢書名 |
MINERVA人文・社会科学叢書
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叢書番号 |
185 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
ゲルハルト・A.リッター/著
竹中 亨/監訳
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著者名ヨミ |
ゲルハルト A リッター タケナカ トオル |
著者名原綴 |
Ritter Gerhard A. |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2013.1 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-623-06434-2 |
ISBN |
4-623-06434-2 |
数量 |
12,399,61p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
364.0234
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件名 |
社会保障-歴史
ドイツ
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注記 |
原タイトル:Der Preis der Deutschen Einheit 原著第2版の翻訳 |
注記 |
文献:巻末p22〜60 |
内容紹介 |
ドイツの社会国家体制は、東西ドイツ再統一とその後の過程でいかなる変容を遂げたのか。ベルリンの壁崩壊の1989年から1994年の社会保障の改革・調整過程を、一次史料と政治家・官僚の証言によって詳細に分析する。 |
著者紹介 |
1929年ベルリン生まれ。ミュンヘン大学近現代史講座正教授等を経て、オックスフォード大学名誉フェロー、ビーレフェルト大学・フンボルト大学名誉博士。著書に「巨大科学と国家」など。 |
目次タイトル |
序章 問題の概観と本書の構成 |
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第Ⅰ部 再統一の環境 |
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第1章 政治的環境 |
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1 再統一過程の力学と国際的枠組 2 政府と野党 |
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第2章 再統一と社会政策の法的枠組 |
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1 東独の社会主義憲法の終焉 2 東独における憲法への社会的基本権の明記 3 社会政策と再統一 4 社会政策のヨーロッパ的広がりと欧州司法裁判所 |
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第3章 再統一過程のドイツ経済 |
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1 経済・社会体制の変化 2 経済・財政政策のヨーロッパ化とグローバル化 3 東部ドイツ経済の変化と社会国家の負担 4 ドイツ東西での生活環境の比較 5 労働環境の変化 |
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第4章 社会構造と社会政策への要請 |
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1 人口学上の変化とその結果 2 ドイツ東西での社会階層 3 世論調査に見るドイツ東西の社会通念と社会政策 |
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第Ⅱ部 社会保障統一の成立 |
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第5章 社会保障統一の概要と東西ドイツの社会保障制度 |
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第6章 モドロウ政権の社会政策 |
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1 医療制度の危機 2 雇用政策と労働行政 3 事業所・企業における共同決定 4 自由ドイツ労働組合同盟と労働組合法 5 社会保障憲章 |
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第7章 国家条約 |
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1 ベルリンの壁崩壊後の両ドイツの労働省の接触 2 国家条約案の起草 3 東独との交渉 4 国家条約の批准 |
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第8章 デメジエール政権の社会政策立法 |
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1 労働法と社会的労働保護法 2 東独の雇用促進法 3 社会保障制度の刷新 4 医療制度改革と分野別医療保険の構築 |
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第9章 統一条約 |
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1 交渉の経過と基本的問題 2 統一条約における社会政策 3 統一条約の批准 |
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第10章 社会政策のアクターと再統一過程 |
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1 行政の支配的役割 2 西独労働省 3 東独の交渉団 4 西独連邦議会・連立政権与党・野党社会民主党の役割 5 西独各州 6 社会的諸団体の役割 |
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補章 再統一の社会保障政策 |
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第Ⅲ部 再統一ドイツにおける社会国家の変容 |
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第11章 東部諸州の社会国家制度の建設と運営団体 |
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1 労働行政と就労促進政策 2 西独の労働法の移植 3 労使関係の新制度の形成 4 社会保険 5 戦争犠牲者援護制度の設立 6 障害者援護 7 社会扶助の新設と民間福祉団体 8 独立した労働・社会裁判権の創出 9 社会国家制度の移植の功罪 |
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第12章 「経済立地」論争と再統一の財政・社会政策的問題 |
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1 ドイツ経済の競争力 2 連邦的再建計画 3 再統一財源の一助としての社会保険 4 財政再建・経済立地保持と社会政策 |
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第13章 社会政策と社会政策のアクター |
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1 周辺状況 2 連邦首相府と政策の調整 3 ブリュームと与野党の社会政策専門家の連携 4 政府与党内の社会政策の調整 5 連邦議会・連邦参議院・野党社会民主党 6 労働組合と経済団体 7 社会政策のアクター |
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終章 結論的考察 |
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1 再統一と経済立地競争の狭間のドイツ社会政策 2 再統一と社会国家制度の東独への移植の影響 3 国際比較におけるドイツ社会国家 4 社会国家改革の可能性 |