タイトルコード |
1000100093228 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「情の理」論 |
書名ヨミ |
ジョウ ノ リ ロン |
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情動の合理性をめぐる心理学的考究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
遠藤 利彦/著
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著者名ヨミ |
エンドウ トシヒコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2013.8 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-13-011140-9 |
ISBN |
4-13-011140-9 |
数量 |
3,359p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
141.6
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件名 |
情動
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注記 |
文献:p305〜346 |
内容紹介 |
「情動」は「理性」とは対極にあるものなのか。情動と理性の対立的な構図を抜本的に見直し、その機能性と法則性という視座から、情動の本性および基体に関して論じ、「情」の本性に迫る。 |
著者紹介 |
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。同大学大学院教育学研究科准教授。博士(心理学)。共著に「乳幼児のこころ」、共編に「「甘え」とアタッチメント」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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第Ⅰ部 情がもたらす理 |
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第1章 情動とは何か,いかに見なされてきたか |
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1.1.情動観の変遷 1.2.情動とは何か |
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第2章 情動の機能性について考える |
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2.1.個体内現象として見る情動の働き 2.2.個体間現象として見る情動の働き 2.3.ポジティヴな情動の働き |
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第3章 表情がもたらすものとは何か |
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3.1.表情は情動を映す鏡か 3.2.表情は情動に関する情報をどれだけ,またどのように発するのか 3.3.構成要素的アプローチにおける表情 |
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第4章 情動の発達・情動が拓く発達 |
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4.1.情動はいかに発達するか 4.2.情意理解の礎としての社会的感性 4.3.視線と表情の理解が拓く発達的可能性 4.4.パーソナリティのオーガナイザーとしての情動 |
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第5章 情動の両刃性について考える |
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5.1.合理的でも非合理的でもある情動 5.2.様々な理論的視座から見る情動の合理性・非合理性 |
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第6章 「情の理」を活かす-「情動的知能」再考 |
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6.1.「情動的知能」をめぐる狂騒 6.2.「情動的知能」とは何か,それはどうあるべきか 6.3.「情の理」からEIを再考する 6.4.EIを育む-真に情動的に賢くなることとは |
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第Ⅱ部 情をささえる理 |
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第7章 情動はいかに生み出されるか |
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7.1.身体と情動-身体的変化・生理的覚醒から見る情動の生起 7.2.認知と情動-認知的評価理論から見る情動の分岐的発生 7.3.認知的評価を介さない情動の発動 7.4.情動生起のマルチパス |
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第8章 自己と情動-その密なる関係性を探る |
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8.1.自己意識的情動というファジーなカテゴリー 8.2.自己と情動 8.3.改めて自己意識的情動とは何か |
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第9章 情動の進化論 |
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9.1.心的モジュールあるいはその束ねとしての情動 9.2.進化的適応プログラムとしての基本情動 9.3.自己意識的情動の進化 9.4.基本情動理論の陥穽 |
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第10章 情動の文化論 |
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10.1.情動の文化的バリエーション 10.2.文化は情動をいかに構成するのか 10.3.文化は情動の何を構成するのか 10.4.文化が情動を構成するとはそもそもどういうことなのか |
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第11章 情動の究極の基体とは何か |
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11.1.情動の発動および経験をめぐる3つの理論的立場 11.2.コンポーネント・プロセス・モデルに見る情動の本性 11.3.進化と文化-その織りなす綾 |
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終章 |