タイトルコード |
1000100184241 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<政治的なもの>の遍歴と帰結 |
書名ヨミ |
セイジテキ ナ モノ ノ ヘンレキ ト キケツ |
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新自由主義以後の「政治理論」のために |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森 政稔/著
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著者名ヨミ |
モリ マサトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
青土社
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出版年月 |
2014.7 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-7917-6799-1 |
ISBN |
4-7917-6799-1 |
数量 |
358,22p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
311.04
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件名 |
政治思想
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内容紹介 |
変容や衝突を経て分裂を抱え込み、政治を政治たらしめる<政治的なもの>とは何かを追求しつづけた政治学。その歩みを、公共性、自由、ジェンダー、戦後日本、ポストモダンなど多様な論点とともに解き明かす。 |
著者紹介 |
1959年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中退。同大学大学院総合文化研究科教授。専門は政治思想史・社会思想史。著書に「変貌する民主主義」など。 |
目次タイトル |
第0章 政治思想と<政治的なもの> |
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1 政治理論、政治哲学、政治思想史 2 政治思想と歴史 3 <政治的なもの>の主題化とその変容過程 |
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第Ⅰ部 <政治的なもの>とその諸領域 |
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第1章 言語/政治学 |
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1 「政治」とその解釈 2 科学の言語と政治の言語 3 日本の戦後政治学とことばの問題 4 言語・主体・世界 5 <政治的なもの>の定義をめぐって |
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第2章 政治思想史のフェミニスト的解釈によせて |
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1 政治思想のアポリアとしてのジェンダー 2 支配の正当化と「自然」 3 公的領域と私的領域 4 自由主義と共同体論 5 家族の愛か公共の徳か 6 <政治的なもの>と<男性的なもの> 7 フェミニスト的解釈の可能性 |
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第3章 政治思想史の語りについて |
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1 二〇〇〇年の歴史意識と政治思想史学 2 政治思想史の構成 3 反復とその変容 4 一九-二〇世紀-忘却と再発見 5 現代-増殖する物語 |
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第Ⅱ部 思想家たち |
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第4章 シェルドン・ウォーリンと「脱近代」の政治 |
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1 <政治的なもの>の可能性 2 ウォーリンにおける政治理論の意義 3 政治理論と伝統 4 ウォーリンのフーコー批判 5 「脱近代」の政治に抗して |
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第5章 丸山眞男の近代 |
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1 反復する問い 2 「ゲマインシャフトとゲゼルシャフト」 3 誰の作為か 4 「古層」における転回 5 近代化と自我の問題 |
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第6章 ニーチェの政治学は存在するか |
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1 「政治理論家」としてのニーチェ? 2 ニーチェ主義者の政治学が問うもの 3 ニーチェの政治学は存在するか 4 政治思想史のなかのニーチェ |
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第Ⅲ部 <政治的なもの>の現代的変容 |
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第7章 現代アメリカと<政治的なもの>の危機 |
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1 政治思想史学における「アメリカ」という固有名の出現とその意義 2 「アメリカに特有なディシプリン」としての政治理論 3 二〇世紀ヨーロッパ思想の「アメリカのアイデンティティ」への変換 4 グローバル化と多文化主義のもとでの<政治的なもの>の困難 5 モダニティの諸相とアメリカの政治理論 |
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第8章 <帝国>と政治空間の変容 |
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1 「帝国」論の興隆 2 冷戦終結から「帝国」への道 3 ネグリ=ハート『<帝国>』における政治空間 4 アメリカとヨーロッパのあいだ |
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第9章 <政治的なもの>と<社会的なもの> |
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1 新自由主義の失敗の後で 2 <政治的なもの>と<社会的なもの>について 3 物質主義/ポスト物質主義、ゾーエー/ビオス 4 市民社会の自律の限界と<社会的なもの> 5 統治理性と<社会的なもの> |