タイトルコード |
1000100416662 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ネオアパルトヘイト都市の空間統治 |
書名ヨミ |
ネオ アパルトヘイト トシ ノ クウカン トウチ |
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南アフリカの民間都市再開発と移民社会 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
宮内 洋平/著
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著者名ヨミ |
ミヤウチ ヨウヘイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
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出版年月 |
2016.8 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-7503-4391-4 |
ISBN |
4-7503-4391-4 |
数量 |
437p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
316.8487
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件名 |
アパルトヘイト
都市再開発
移民・植民
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注記 |
文献:p407〜429 |
内容紹介 |
南アフリカの大都市ヨハネスブルグを題材に、ポストアパルトヘイトの南アフリカ社会が抱える苦境を、ミシェル・フーコーの「生権力」と「統治性」の概念、アイリス・マリオン・ヤングの「構造的不正義」の概念をもとに論じる。 |
著者紹介 |
1975年生まれ。南アフリカ共和国ローズ大学大学院人文研究科人類学専攻博士課程単位取得退学。立教大学アジア地域研究所特任研究員及び立教大学・東京外国語大学・城西大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 自由の迷走 |
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第1節 問題の所在 第2節 包摂社会が生み出す排除 第3節 研究対象・方法 第4節 調査地 |
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第1章 南アフリカと新自由主義 |
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第1節 ポストアパルトヘイト社会の苦悩 第2節 新自由主義時代の生権力論 |
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第2章 例外空間と構造的不正義 |
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第1節 新自由主義が生み出す例外空間 第2節 要塞都市ヨハネスブルグ 第3節 新自由主義時代のコミュニティ統治 第4節 地理的不均等発展と公共空間 第5節 構造的不正義に抗する空間的正義 |
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第3章 アパルトヘイトとフォーディズム |
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第1節 フォーディズムの統治性 第2節 アパルトヘイトの移民労働システム 第3節 アパルトヘイト都市と人種的フォーディズム 第4節 新自由主義とアパルトヘイト撤廃 第5節 ポストフォーディズムの統治性 |
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第4章 インナーシティの空間編成史 |
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第1節 インナーシティの創造的破壊 第2節 インナーシティのスーパーブロック化(1970〜1990年) 第3節 インナーシティの放棄(1990〜2000年) 第4節 インナーシティのプライベート都市化(2000年〜現在) |
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第5章 ヨハネスブルグのクリエイティブ産業 |
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第1節 ポストフォーディズム時代の都市間競争 第2節 ヨハネスブルグの新進黒人アーティスト 第3節 Joburg Art Fair 第4節 アートフェアとグローバル都市 |
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第6章 「光の都市」の誕生 |
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第1節 ボヘミアンのノスタルジア 第2節 文化主導インナーシティ再生 第3節 「光の都市」の成長戦略 |
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第7章 「闇の都市」に生きる移民 |
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第1節 「黄金の都市」の希望と絶望 第2節 インナーシティのインフォーマル経済 第3節 脅かされる貧困層の住まい 第4節 労働者ホステルから失業者ホステルへ |
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第8章 「光の都市」のネオアパルトヘイト |
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第1節 批判にさらされる「光の都市」 第2節 ヨハネスブルグのジェントリフィケーション 第3節 インナーシティ開発業者が求められる倫理 第4節 インナーシティのネオアパルトヘイト |
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第9章 「光の都市」の社会工学 |
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第1節 包摂的コミュニティへの転換 第2節 「光の都市」の起業家精神 第3節 都市改良地区というアーキテクチャ 第4節 「光の都市」のセキュリティ 第5節 「場所づくり」とグラフィティ |
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第10章 「光の都市」の葛藤 |
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第1節 アイデンティティ政治 第2節 奇妙なMaboneng 第3節 境界侵犯 第4節 「闇の都市」のアジール 第5節 アフロフューチャリズム 第6節 批評空間の提供 第7節 包摂とは何か? |
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終章 正義への責任のために |
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第1節 論点の整理 第2節 救済の物語が生み出す社会的分離 第3節 新たな生権力の担い手たち 第4節 構造的不正義に抗する民主主義をめざして |