タイトルコード |
1000100433990 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本のネズミ |
書名ヨミ |
ニホン ノ ネズミ |
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多様性と進化 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
本川 雅治/編
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著者名ヨミ |
モトカワ マサハル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2016.10 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-13-060231-0 |
ISBN |
4-13-060231-0 |
数量 |
8,241p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
489.473
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件名 |
ねずみ(鼠)
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内容紹介 |
多様性や進化研究のモデル動物として注目されるアカネズミをはじめ、琉球列島のケナガネズミやトゲネズミ、人間とのかかわりが深いハツカネズミ、ネズミ類が媒介する人獣共通感染症など、ネズミ類研究の最前線を紹介する。 |
著者紹介 |
1970年シドニー生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程中退。京都大学総合博物館教授。理学博士。専門は哺乳類学・動物分類学・動物地理学。 |
目次タイトル |
序章 日本のネズミ |
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1 ネズミ類とはなにか 2 日本のネズミ類の種多様性 3 日本に分布するネズミ類 4 日本におけるネズミ研究の幕開け 5 戦後のネズミ研究の発展 6 多様性を追究するネズミ研究 |
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Ⅰ 進化 |
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第1章 日本のネズミの起源 |
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1.1 ネズミが多様化する進化過程 1.2 日本のネズミの起源 1.3 日本のネズミ類相の形成過程 |
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第2章 日本のネズミ化石 |
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2.1 本州,四国,九州の齧歯類化石 2.2 四国で絶滅したハタネズミの謎 2.3 琉球列島の齧歯類化石 2.4 家ネズミの化石記録 2.5 今後の化石研究に向けて |
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第3章 アカネズミの形態変異 |
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3.1 アカネズミの形態変異と分類 3.2 季節による成長の違い 3.3 外部形態の地理的変異-アカネズミと「島嶼ルール」 3.4 頭骨形態の地理的変異 3.5 アカネズミの形態の進化史 3.6 分布域の推定からみえる現在の分断 3.7 「島嶼ルール」と日本のネズミ |
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第4章 アカネズミの集団史と進化 |
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4.1 アカネズミの集団史 4.2 伊豆諸島におけるアカネズミの毛色多型 |
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Ⅱ 生態・生活史 |
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第5章 アカネズミの採餌行動 |
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5.1 餌のパッチ性と採餌戦略 5.2 植物個体内変異がつくりだす採餌パッチの変動性 5.3 アカネズミとコナラ 5.4 堅果を壊さずにタンニン含有率を調べる 5.5 コナラ種子形質の個体内変異 5.6 どんな木が採餌パッチとして好適か-コナラ堅果の持ち去り実験 5.7 動物植物相互作用における植物個体内変異の重要性 |
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第6章 アカネズミの社会行動 |
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6.1 動物の移動と定着 6.2 分散研究の課題 6.3 アカネズミの分散研究 6.4 ネズミ類の分散研究の今後 |
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第7章 実験動物としてのアカネズミ |
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7.1 実験動物の歴史-実験医学領域を中心に 7.2 実験動物の意義と限界 7.3 野生齧歯類の生物学研究資源としての活用 7.4 実験動物としての日本のApodemus 7.5 Apodemusリソースの洗練 |
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第8章 琉球列島のネズミ類 |
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8.1 トゲネズミ属 8.2 トゲネズミの生息情報 8.3 トゲネズミの食性 8.4 ケナガネズミ 8.5 ケナガネズミの生息情報 8.6 ケナガネズミの食性 8.7 琉球列島のネズミ類を取り巻く現状 |
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Ⅲ ヒトとネズミ |
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第9章 ハツカネズミの歴史 |
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9.1 ハツカネズミ属の多様化の起源 9.2 ハツカネズミのホームランドにおける遺伝的分化 9.3 南方系統は列島経由でサハリンまで 9.4 北方系MUSの先史時代の広域分散の歴史 9.5 日本列島における2つの系統の交わり 9.6 現代における外来種的移入 9.7 先人たちからの「遺産」 |
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第10章 ネズミ類が媒介する感染症 |
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10.1 ダニを介して感染する重要な疾患 10.2 ハンタウイルス 10.3 リンパ球性脈絡髄膜炎 10.4 野兎病 10.5 鼠咬症 10.6 エルシニア症 10.7 クリプトスポリジウム症 |
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終章 これからのネズミ研究 |