タイトルコード |
1000100440842 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フーバー カオス的な非平衡系のシミュレーションと制御 |
書名ヨミ |
フーバー カオステキ ナ ヒヘイコウケイ ノ シミュレーション ト セイギョ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
William Graham Hoover/共著
Carol Griswold Hoover/共著
志田 晃一郎/訳
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著者名ヨミ |
William Graham Hoover Carol Griswold Hoover シダ コウイチロウ |
著者名原綴 |
Hoover William G. Hoover Carol Griswold |
出版地 |
東京 |
出版者 |
丸善プラネット
丸善出版(発売)
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出版年月 |
2016.10 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-86345-307-4 |
ISBN |
4-86345-307-4 |
数量 |
24,315p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
426.56
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件名 |
熱力学
統計力学
カオス
シミュレーション
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注記 |
原タイトル:Simulation and control of chaotic nonequilibrium systems |
内容紹介 |
カオス理論を利用して、時間に対して可逆的である量子力学と、不可逆的である熱力学を両立させることを目指し、実際の数値計算の例題を多数紹介する。各章末に問題も掲載。 |
目次タイトル |
第1章 原子論的力学のあらまし |
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1.1 ニュートン,ラグランジュ,ハミルトンの力学 1.2 力学的境界を制御する 1.3 熱的境界を制御する 1.4 ギブスの統計力学 1.5 運動温度の能勢-フーバー制御 1.6 非平衡マルチフラクタル分布 1.7 非線形輸送 1.8 時間可逆な熱浴と温度計 1.9 この後の数値計算例の背景 1.10 まとめ 1.11 参考文献 1.12 問題 |
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第2章 原子論的シミュレーションの定式化 |
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2.1 多体粒子系のニュートン力学 2.2 拘束系のラグランジュ力学 2.3 ハミルトン力学とリウヴィルの定理 2.4 時間可逆なリープフロッグアルゴリズム 2.5 ガウス,ラグランジュ,ハミルトンによるエネルギー制御 2.6 境界条件-ビリアル定理と熱定理 2.7 原子論的な性質のなめらか粒子平均 2.8 拘束条件とギブスのエントロピー 2.9 まとめ 2.10 参考文献 2.11 問題 |
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第3章 熱力学,統計力学,温度 |
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3.1 熱力学と理想気体温度 3.2 古典理想気体の熱力学 3.3 熱力学の三法則 3.4 ギブスのエントロピーから導かれる温度とJaynesの失敗 3.5 ギブスのカノニカル集団に対する能勢の描像 3.6 二種類のカノニカル集団温度,TK,TC 3.7 運動論的温度:理想気体温度計 3.8 硬い平行な立方体から生じる異方的温度 3.9 まとめ 3.10 参考文献 3.11 問題 |
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第4章 連続体力学:連続性,応力,熱流束,応用 |
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4.1 連続体の視点からの力学 4.2 質量,運動量,エネルギーの保存 4.3 連続体のなめらか粒子シミュレーション 4.4 構成関係と“エントロピー生成” 4.5 正方形の128×128容器中の自由膨張 4.6 二次元のしずくの振動 4.7 衝撃波と流束,不可逆性,時間遅延 4.8 まとめ 4.9 参考文献 4.10 問題 |
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第5章 数値分子動力学とカオス |
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5.1 粒子力学の定式化 5.2 リープフロッグ法と“速度Verletアルゴリズム” 5.3 ルンゲ-クッタ積分法 5.4 有限精度の解と周期軌道 5.5 LevesqueとVerletのビット可逆アルゴリズム 5.6 最適化シンプレクティックアルゴリズム-時間可逆性 5.7 {q,p,ζ,ξ}のエルゴード性とリャプノフ不安定性 5.8 多体のためのリャプノフ不安定アルゴリズム 5.9 まとめ 5.10 参考文献 5.11 問題 |
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第6章 時間可逆な粒子型熱浴 |
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6.1 温度,接触温度,そして熱浴 6.2 能勢のハミルトン型熱浴 6.3 非平衡能勢-フーバー振動子 6.4 Patra-Bhattacharya熱浴 6.5 Campisiの対数ハミルトン型熱浴 6.6 Hoover-Leeteの等運動エネルギーハミルトン型熱浴 6.7 Landau-Lifshitzの配置熱浴 6.8 フィードバック-ガウス型熱浴と能勢-フーバー熱浴 6.9 二モーメント,三モーメント,および鎖型熱浴 6.10 時間可逆な確率過程的熱浴? 6.11 エネルギー調節器(エルゴスタット),圧力調節器,… 6.12 まとめ 6.13 参考文献 6.14 問題 |
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第7章 非平衡シミュレーションによる鍵となる結果 |
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7.1 原型的な非平衡シミュレーション 7.2 周期シアと人形アルゴリズム,Sllodアルゴリズム 7.3 境界駆動シア流 7.4 Green-久保の理論と一様な熱流のシミュレーション 7.5 周期的熱流の境界駆動シミュレーション 7.6 φ[4]モデルと位相空間次元の低減 7.7 位相空間アトラクターの次元の低減 7.8 SPAM補間によるメゾスコピックな可逆性 7.9 衝撃波とそのなめらか粒子表現 7.10 衝撃波,テンソル温度,時間遅延 7.11 衝撃波のもっともかんたんな連続体モデル 7.12 衝撃波のより複雑な連続体モデル 7.13 まとめ 7.14 参考文献 7.15 問題 |
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第8章 第二法則,可逆性,不安定性 |
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8.1 時間可逆性:ボルツマン,Loschmidt,Zermélo 8.2 ハミルトン系における第二法則 8.3 温度制御された系における第二法則 8.4 数値計算による平均化,エルゴード性,回帰 8.5 温度制御されたエルゴード的ゴルトン盤 8.6 温度制御されたエルゴード的調和振動子 8.7 非平衡振動子のリミットサイクルの安定性 8.8 ハミルトン系の指数ペアリングの例 8.9 多体系のリャプノフ不安定性 8.10 骨董品のイヌと確率過程的なノミ 8.11 まとめ 8.12 参考文献 8.13 問題 |
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第9章 進歩を展望する;地球上の生命 |
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9.1 序論-水と現実の生命のモデリング 9.2 水の数値モデル 9.3 2013年化学賞:Karplus,Levitt,Warshel 9.4 生命の構成要素はどのようにして現れ成長したのか? 9.5 Stanley MillerとHarold Ureyの実験(1953) 9.6 コンピュータシミュレーションと実証実験 9.7 計算生化学と薬物設計 9.8 まとめ 9.9 参考文献 9.10 問題 |