タイトルコード |
1000100464520 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
戦間期の日本海軍と統帥権 |
書名ヨミ |
センカンキ ノ ニホン カイグン ト トウスイケン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
太田 久元/著
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著者名ヨミ |
オオタ ヒサモト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2017.1 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-642-03862-1 |
ISBN |
4-642-03862-1 |
数量 |
8,270,8p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
397.1
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件名 |
海軍-日本
統帥権
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内容紹介 |
日本海軍の編制権が統帥権に包含されていく過程での海軍省と軍令部の構造の変化、両者の対立による海軍部内の人的構造の変遷、さらにこの構造の海軍の政策決定への関与を分析。戦間期の日本海軍の特質を究明する。 |
著者紹介 |
1980年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了、博士(文学)。同大学日本学研究所研究員。 |
目次タイトル |
序章 統帥権・編制権問題と日本海軍史研究 |
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一 先行研究分析と問題意識 二 課題と視角 三 本書の構成 |
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第一部 海軍省優位体制の動揺 |
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第一章 海軍の組織構造と人的関係 |
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はじめに 一 海軍組織の成立過程と省部関係 二 海軍部内の人的関係の形成 三 海軍部内の政策志向の思想的淵源 おわりに |
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第二章 軍部大臣武官制撤廃論議と海軍の対応 |
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はじめに 一 第一次世界大戦の戦訓研究 二 大正期における軍令部権限拡大構想 三 帝国議会における軍部大臣武官制撤廃論議と陸海軍の対応 四 ロンドン海軍軍縮会議以前における海軍の編制権認識 おわりに |
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第三章 財部彪海相後継問題と編制権問題 |
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はじめに 一 ロンドン海軍軍縮会議と海軍内部の対立 二 ロンドン海軍軍縮条約における予後備役将官と薩派の動向 三 財部彪海相後任問題 おわりに |
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第四章 ジュネーブ一般軍縮会議と海軍の対応 |
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はじめに 一 ジュネーブ一般軍縮会議に対する海軍の政策 二 満州事変後における軍令部の強硬化 三 ジュネーブ一般軍縮会議脱退問題と海軍の対応 おわりに |
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第二部 海軍組織の二元体制化と省部協調 |
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第一章 海軍統制構造の変化と省部関係 |
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はじめに 一 軍令部権限拡大に対する海軍省と軍令部の対立 二 海軍省の妥協と軍令部の権限拡大 三 軍令部権限拡大の主要点 おわりに |
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第二章 国際連盟脱退と昭和九年度海軍予算問題 |
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はじめに 一 国際連盟脱退に対する海軍の対応 二 第二次海軍補充計画の策定過程 三 昭和九年度海軍予算を巡る大蔵省と海軍の対立 おわりに |
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第三章 海軍の対外戦略構想と「海軍軍縮条約体制」からの脱却 |
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はじめに 一 「次期軍縮対策私見」とジュネーブ一般軍縮会議における日本提案との比較 二 海軍の対外戦略構想の強硬化 三 第二次ロンドン海軍軍縮会議と海軍の対応 おわりに |
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第四章 大角人事再考 |
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はじめに 一 「軍政系」-「政軍協調系」の衰退 二 「加藤・末次グループ」の衰退 三 大角人事とその後の海軍 おわりに |
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終章 省部協調という言葉が示すもの |