タイトルコード |
1000100597875 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
町並み保存運動の論理と帰結 |
書名ヨミ |
マチナミ ホゾン ウンドウ ノ ロンリ ト キケツ |
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小樽運河問題の社会学的分析 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
堀川 三郎/著
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著者名ヨミ |
ホリカワ サブロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-13-056114-3 |
ISBN |
4-13-056114-3 |
数量 |
12,504p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
518.8
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件名 |
都市計画
景観保全
小樽運河
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注記 |
文献:p413〜451 小樽運河問題関連年表:p459〜469 |
内容紹介 |
人はなぜ保存するのか。社会の物質性とは何か。都市環境とは何か。「小樽運河問題」という個別具体的な事例を徹底して分析し、「保存という事象自体の社会学的考察」を行う。 |
著者紹介 |
1962年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程修了。博士(社会学)。法政大学社会学部教授。専門は環境社会学、都市社会学。 |
目次タイトル |
第1章 なぜ景観を保存するのか |
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1.なぜ保存するのか:問題の所在 2.事例としての小樽運河保存問題 3.方法・概念と調査データ 4.先行研究の概観 5.本書の構成 |
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第2章 対象としての歴史的環境 |
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1.対象としての景観 2.保存制度の被写界深度:都市計画と文化財保護 3.文化としての町並み 4.都市生活と生活環境変動のリスク 5.町並み保存運動の勃興とその意味 6.景観問題と社会学 |
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第3章 札幌を恨む都市 |
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1.あるつぶやき 2.小樽市の概要と史的時期区分 3.港湾都市から観光都市へ:小樽の都市史 4.「終わりの始まり」と「第2章」 |
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第4章 変化の論理 |
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1.変化を担ったのは誰か 2.「道路用地」としての運河:<道道臨港線>計画の初期段階 3.「道賂」から「運河公園」へ 4.非連続の連続:変化を担った主体の論理 |
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第5章 保存の論理 |
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1.「文化財」としての運河:運動前期の保存の論理(1973-1976年) 2.「観光資源」としての運河:言動後期の保存の論理(1977-1984年) 3.まちづくりの基点としての運河:「ポスト運河論争」期のまちづくり(1985-2013年) 4.運動参加者とは誰か:参加者のライフ・ヒストリーと類型 5.保存の論理と運動の構造 |
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第6章 小樽は何を得て,何を失ったのか |
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1.変化の論理・保存の論理 2.「運河戦争」の対立構造:小樽は何を得たのか 3.景観変化を把握する枠組み 4.観光開発のインパクト:小樽は何を失ったのか 5.「終わりの始まり」:失われた景観の公共性 |
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第7章 保存とは変化することである |
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1.小樽へ/からのまなざし:小樽に何が起こったか 2.コミュニティ論へ/からのまなざし:都市社会学からの示唆と限界 3.環境社会学へ/からのまなざし:環境社会学からの示唆と限界 4.町並みの関数:歴史的環境保存の社会学へ向けて |