タイトルコード |
1000100668452 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
冥顕の哲学 1 |
巻次(漢字) |
1 |
書名ヨミ |
ミョウケン ノ テツガク |
各巻書名 |
死者と菩薩の倫理学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
末木 文美士/著
|
著者名ヨミ |
スエキ フミヒコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ぷねうま舎
|
出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-906791-97-2 |
ISBN |
4-906791-97-2 |
数量 |
276p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
114.2
|
件名 |
生と死
哲学と宗教
|
各巻件名 |
仏教哲学 |
注記 |
文献:p263〜271 |
内容紹介 |
日本の中世思想から近代哲学にいたる壮大な流れを踏まえ、現代の存在論や脱構築、神学や教学と批判的に対話し、死と死者の領域を視野に収める新しい哲学のヴィジョン。1は、死者と冥顕の哲学の基礎的問題に関する考察を行う。 |
著者紹介 |
1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。国際日本文化研究センター名誉教授。放送大学客員教授。著書に「哲学の現場」など。 |
目次タイトル |
序章 見えるもの、見えざるもの |
|
一 死から死者へ 二 他者・死者の地平 三 「顕」と「冥」の世界観 四 「冥」の世界の重層 五 再び思想史へ |
|
Ⅰ 死者と冥顕の哲学 |
|
第一章 哲学としての懺悔道 |
|
一 「懺悔道」に至る道筋 二 哲学の方法としての「懺悔道」 |
|
第二章 懺悔道と親鸞 |
|
一 近代的親鸞解釈の形成と問題 二 田辺元と「死の哲学」 三 『懺悔道としての哲学』とその禅・浄土観 四 『懺悔道としての哲学』の親鸞解釈 |
|
第三章 他者・死者と場所 |
|
一 日本から哲学すること 二 死者と場所 三 場所と超越 |
|
第四章 死者と時間 |
|
一 死者を語ることができるのか 二 時間論の諸相 三 死者の時間 |
|
Ⅱ 菩薩の倫理学へ |
|
第五章 仏教と哲学 |
|
一 仏教思想の近代 二 思想史と哲学の相互作用 |
|
第六章 宗教間対話を可能にする理論を求めて |
|
一 日本の宗教 二 宗教の対話と比較の可能性 三 日本の伝統を生かした世界観の図式 四 仏教の再解釈 五 諸宗教への視座 |
|
第七章 哲学・神学から仏教へ |
|
一 哲学と神学 二 見えざるもの 三 「仏陀学」 四 死者の哲学 五 冥顕の哲学 六 仏教の立場 |
|
第八章 伝統思想から菩薩の倫理学へ |
|
一 「美しい国、日本」の「伝統」 二 伝統の三種類 三 小伝統とその限界 四 中伝統と国体の構造 五 大伝統とフェミニズム=ケアの倫理学 六 仏教と他者・死者 |
|
第九章 菩薩の倫理学 |
|
一 空想から科学へ、科学から宗教へ 二 死生観・来世観の問題 三 菩薩の倫理学の可能性 四 菩薩の倫理学の具体的実践 |
|
終章 苦闘する哲学 |
|
一 哲学少年の行方 二 日本仏教からの出発 三 再び哲学へ 四 『哲学の現場』で果たしたこと 五 哲学と私性 六 本書の構想 |