タイトルコード |
1000100767742 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
PISA後のドイツにおける学力向上政策と教育方法改革 |
書名ヨミ |
ピサゴ ノ ドイツ ニ オケル ガクリョク コウジョウ セイサク ト キョウイク ホウホウ カイカク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
久田 敏彦/監修
ドイツ教授学研究会/編
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著者名ヨミ |
ヒサダ トシヒコ ドイツ キョウジュガク ケンキュウカイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
八千代出版
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出版年月 |
2019.12 |
本体価格 |
¥6200 |
ISBN |
978-4-8429-1758-0 |
ISBN |
4-8429-1758-0 |
数量 |
7,349p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
372.34
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件名 |
ドイツ-教育
教育政策
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注記 |
文献:p323〜343 |
内容紹介 |
学力向上政策とその下で展開されている教育方法の改革に焦点をあてて、PISA後のドイツの教育改革の特徴と課題を明らかにする。2013年刊「PISA後の教育をどうとらえるか」に続く一冊。 |
目次タイトル |
序章 ドイツにおける学力向上政策と教育方法改革の射程 |
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1.ドイツにおける教育改革-学力向上政策と教育方法改革の構図- 2.質保証における調査・評価制度と学校の自律性に関する課題 3.質保証における「評価」の問題-コンピテンシーをめぐる懸念- 4.「良い学校」「良い授業」とは何か-教育観・学力観の転換がはらむ矛盾- 5.ドイツにおける教育方法改革の特徴 6.PISA 2015をめぐるドイツの議論 7.今後の学力向上政策と教育方法改革の射程 |
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第1部 カリキュラム改革の動向とドイツ教育学議論の特質 |
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第1章 コンピテンシー志向のカリキュラム改革と授業づくりの意義と課題 |
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1.「コンピテンシー」導入のカリキュラム改革とその帰結 2.コンピテンシー志向の授業づくりの動向 3.コンピテンシー志向のカリキュラム実践と授業実践 4.ポストコンピテンシー・ポスト資質能力の公教育の課題 |
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第2章 ドイツにおける教育改革と「文化的陶冶」の興隆 |
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1.「文化的陶冶」とは何か 2.「文化教育学」の歴史の中で 3.「文化的陶冶」の興隆とその背景 4.終日制学校への移行とその余波-「文化学校」という構想と課題- 5.「強靱な主体」というコンセプト-「批判的文化教育学」の確立に向けて- |
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第3章 学びの保障から資格付与へ |
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1.生産的学習-導入の経緯とその後の発展- 2.ドイツにおける生産的学習の内容構成と理論的基礎 3.ベルリンにおける生産的学習の実際 4.生産的学習の成果と課題-日本の教育への示唆- |
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第2部 学力向上政策の学校教育への影響とその余波 |
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第4章 国家の学校監督と「教育上の自由」の現在 |
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1.国民国家の公教育としての限界 2.「国家の学校監督」の概観 3.最高学校監督庁の視点 4.上級学校監督庁の視点 5.下級学校監督庁の視点 6.「PISA」後に学校監督はどのように変容したのか 7.研究者の視点 8.子どもから見る学校監督の変容 9.ポスト国民国家時代の公教育の相克 |
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第5章 コンピテンシーテストに基づく授業開発の方法 |
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1.『KMKの構想』におけるVERAと授業開発との連関-学校でのデータに支えられた開発サイクルのイメージ- 2.連邦レベルでの授業開発に向けたVERA活用の意図 3.各州レベルでの授業開発に向けたVERA活用の意図 4.教師の自律性を保障した授業開発の可能性 |
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第6章 現代ドイツにおける規律と指導のルネサンス |
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1.ドイツ語圏における規律と指導問題のこれまでと現在 2.ブエブ論争による規律と指導の再問題化 3.現代ドイツ教育学における規律と指導の議論の動向 4.ドイツにおける規律と指導をめぐる議論からの示唆 |
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第3部 多様な子どもの学びと育ちに対応する教育方法改革 |
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第7章 コンピテンシー志向の幼児教育改革の意義と課題 |
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1.ドイツにおける幼児教育政策の動向 2.幼児教育カリキュラムにおけるコンピテンシーの位置 3.幼児教育領域におけるプロジェクト活動の展開 4.幼児教育領域におけるコンピテンシー育成と幼小接続の課題 |
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第8章 障害者権利条約批准後のインクルーシブ教育政策とインクルーシブ授業 |
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1.障害者権利条約批准後のインクルーシブ教育改革 2.インクルージョンの実現に向けた教育政策-ブレーメン州を中心に- 3.ドイツにおけるインクルーシブ授業の展開-ブレーメン州を中心に- 4.ブレーメン州におけるインクルーシブ教育からの示唆 |
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第9章 多様な子どものための個別支援 |
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1.学力の低い生徒のための促進戦略 2.学力の低い生徒のための促進戦略の報告 3.バーゲン・ヴュルテンベルク州での取り組み 4.まとめにかえて |
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終章 ポストPISAの教育のゆくえ |
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1.PISAショック後の教育改革の主な経緯と特徴 2.PISAと教育改革に対する批判 3.新たな啓蒙の探究 4.啓蒙の教授学に向けて |