タイトルコード |
1000100795335 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ドイツ・ロマン主義と<芸術家小説> |
書名ヨミ |
ドイツ ロマン シュギ ト ゲイジュツカ ショウセツ |
|
ティーク『シュテルンバルト』の成立と性質 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
片山 耕二郎/著
|
著者名ヨミ |
カタヤマ コウジロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
国書刊行会
|
出版年月 |
2020.3 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-336-06650-3 |
ISBN |
4-336-06650-3 |
数量 |
410,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
943.6
|
件名 |
フランツ・シュテルンバルトの遍歴
|
個人件名 |
Tieck Ludwig |
注記 |
文献:p396〜410 |
内容紹介 |
<芸術家小説>とは何か。その元祖、典型と言われるドイツ・ロマン派の作家ルートヴィヒ・ティーク「フランツ・シュテルンバルトの遍歴」の分析を通じて、ティークとその作品の重要性を明らかにする。 |
著者紹介 |
1983年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。共立女子大学文芸学部非常勤講師。専門はドイツを中心とした西洋近代文学。 |
目次タイトル |
序章-ルートヴィヒ・ティークの略歴に代えて |
|
一、ロマン主義を代表し、かつ関心を持たれない作家ティーク 二、小説家以外としてのティーク 三、小説家としてのティーク |
|
第一章 芸術家小説史における位置づけ |
|
一、本書における芸術家小説の定義 二、芸術家小説の「元祖」 三、『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』の評価 四、E・T・A・ホフマンと狂気の芸術家、Künstlerromanと異なる枠組み 五、ティークに続くKünstlerromanの作家たち、そして芸術家小説の展開 |
|
第二章 ヴァッケンローダーとの共作 |
|
一、ヴァッケンローダーの略歴 二、ティークとの友情 三、ヴァッケンローダーと「ロマン主義」 四、『真情の披瀝』と『芸術に関する幻想』の発生と内容の検討 五、『シュテルンバルト』におけるヴァッケンローダーの役割 |
|
第三章 『シュテルンバルト』までのティークの活動 |
|
一、教養人としてのティーク 二、ティークの修業時代と初期作品の背景 三、『シュテルンバルト』と初期作品の類似と相違 |
|
第四章 芸術家と社会 |
|
一、芸術家小説と社会 二、ティークとヴァッケンローダーの共作における芸術家と社会 三、ティークの後期小説における芸術家と社会 四、『シュテルンバルト』における芸術家と社会 |
|
第五章 狂気の芸術家-あるいは芸術家の感じやすさ |
|
一、狂気の芸術家を扱った小説と『シュテルンバルト』の位置付け 二、『シュテルンバルト』における芸術家の狂気 |
|
第六章 現実の美と理想の美 |
|
一、ティーク以外の作家 二、『シュテルンバルト』と関連作品における理想の美と現実の美 |
|
終章 『シュテルンバルト』の芸術家小説性 |
|
一、『シュテルンバルト』の登場人物の役割による分類 二、作品の駆動力としての登場人物 三、芸術の意味を問いかける登場人物 四、南北ヨーロッパの芸術の違いを示す登場人物 五、芸術論を披露する登場人物 六、芸術家の遊興性・官能性を表現する登場人物 七、遍歴を体現する登場人物 |
|
付録一 『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』各章の出来事一覧 |
|
付録二 『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』より抜粋訳 |
|
一、デューラーとルーカスの対面と芸術談義(第一部二巻二章) 二、山上の画家アンセルムとの芸術談義(第二部一巻五章) 三、評論家カステラーニの芸術論と主人公の《最後の審判》体験(第二部二巻五章) |