タイトルコード |
1000100869211 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
昭和戦時期の娯楽と検閲 |
書名ヨミ |
ショウワ センジキ ノ ゴラク ト ケンエツ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
金子 龍司/著
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著者名ヨミ |
カネコ リョウジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.2 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-642-03901-7 |
ISBN |
4-642-03901-7 |
数量 |
5,287,4p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
772.1
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件名 |
芸能-歴史
検閲-歴史
日本-歴史-昭和時代
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内容紹介 |
1945年の敗戦まで行われていた映画、音楽、芝居などへの検閲。流行歌やジャズ、大衆喜劇などの取締りに、投書という手段で消費者が与えた影響とは。これまでの通説に見直しを迫り、戦時娯楽政策の実相を解き明かす。 |
著者紹介 |
1984年東京都生まれ。学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(政治学)(同大学)。 |
目次タイトル |
序章 課題と方法 |
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一 本書の目的 二 先行研究の整理 三 本書の課題 四 本書の方法と構成 |
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第Ⅰ部 娯楽統制をめぐる「民意」と検閲の実際 |
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第一章 検閲官の思想と行動 |
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はじめに 一 警視庁による興行統制の概要 二 人員配置とその問題 三 市民が求める大衆娯楽の取締り 四 演劇の保護 五 検閲官たちによる保護の理由 おわりに |
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第二章 「民意」による検閲 |
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はじめに 一 日本における流行歌・ラジオ・投書 二 流行させてはいけない流行歌 三 制度で取り締まれない場合にどうするか 四 『愛国行進曲』『別れのブルース』へ 五 なぜ「民意」による流行歌統制が可能であったか おわりに |
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第三章 日中戦争期の「洋楽排撃論」の台頭と処遇 |
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はじめに 一 日中戦争勃発までの「洋楽」および「洋楽」批判をめぐる状況 二 日中戦争下における「洋楽の大衆化」と「洋楽排撃論者」の台頭 三 内務省による「ジャズ音楽」の取締り おわりに |
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第四章 太平洋戦争期の流行歌・「ジャズ」の取締り |
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はじめに 一 太平洋戦争勃発時点における「軽音楽」「ジャズ」人気と取締り 二 太平洋戦争期の流行歌・「ジャズ」の消費と取締りの実態 三 取締りの限界 おわりに |
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第Ⅱ部 統制方針の転換と観客の動向 |
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第一章 太平洋戦争末期の娯楽政策 |
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はじめに 一 決戦非常措置による娯楽政策 二 小磯内閣の娯楽政策 三 太平洋戦争末期の興行の実態 おわりに |
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第二章 敗戦直後の娯楽政策 |
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はじめに 一 太平洋戦争末期の娯楽政策と、敗戦直後の日本政府の危機意識 二 東久邇宮内閣の娯楽政策 三 娯楽政策の実態 四 GHQによる占領開始直後の娯楽政策 おわりに |
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第三章 占領下映画観客の観覧傾向の変化 |
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はじめに 一 日本政府による映画統制 二 占領下の日本映画批判 三 一九四九年における観客の観覧傾向の変化 四 観覧傾向の変化の要因 五 観覧傾向の変化の歴史的位置づけ おわりに |
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終章 昭和戦時期の娯楽統制の特徴と問題点 |
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一 総括 二 娯楽統制の運用上の問題点 三 今後の課題 |