タイトルコード |
1000100890051 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
韓国のミドルクラスと朝鮮戦争 |
書名ヨミ |
カンコク ノ ミドル クラス ト チョウセン センソウ |
|
転換期としての1990年代と「階級」の変化 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
崔 銀姫/著
|
著者名ヨミ |
サイ ギンキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
|
出版年月 |
2021.4 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7503-5187-2 |
ISBN |
4-7503-5187-2 |
数量 |
278p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
361.84
|
件名 |
中間階級
マス・メディア
朝鮮戦争(1950〜1953)
|
注記 |
文献:p264〜278 |
内容紹介 |
金や労働だけではなく、民主主義のために戦ったネクタイ部隊の実像とは。1990年代の韓国社会を抉り出しながら、ダイナミックなミドルクラスの境界侵犯の実態を「転換期」として分析的に捉え直す、朝鮮戦争研究の書。 |
著者紹介 |
東京大学大学院社会文化研究科博士課程中途退学。佛教大学社会学部教授。著書に「「反日」と「反共」」など。 |
目次タイトル |
序章 ポスト冷戦期韓国のミドルクラスを考えることとは |
|
1.なぜ1990年代のミドルクラスなのか 2.ミドルクラスの理論的意味範疇 3.先行研究の動向 4.理論のフレームワーク 5.構成と概要 |
|
第1章 浮き彫りとなったミドルクラス |
|
1.88ソウルオリンピックの誘致(1981年)と造られるミドルクラス「らしさ」 2.民主化運動(1987年)と可視化されたミドルクラスの特徴 3.ポッカリと空いた心の穴と次の1990年代へ-冷戦の終焉と対共産圏政治の転換 |
|
第2章 ミドルクラスと朝鮮戦争の記憶の仕方 |
|
1.民主化運動と問われる「公営」放送の在り方 2.戦後40年と『韓国戦争』(KBS、1990年) 3.ミドルクラスと「南南葛藤」 4.新自由主義の試練とミドルクラス |
|
第3章 「反共捕虜」とイデオロギーの彼方 |
|
1.朝鮮戦争と『76人の捕虜たち』(MBC、1993年6月放送) 2.「反共捕虜」と自主棄民 3.ミドルクラスと「帰国」 4.ミドルクラスと『廣場』の李明俊-不在する「廣場」が意味するもの |
|
第4章 グローバル化と脱北者の増加 |
|
1.北朝鮮における転換期としての1990年代-金日成死亡と食糧危機 2.脱北者への様々な言説 3.脱北者の増加と言説の変化 4.ミドルクラスと「離脱」 |
|
第5章 新自由主義とネットワーク時代のミドルクラス |
|
1.グローバル化と「移住」の序列 2.新自由主義と「資本」としての多文化政策 3.「統一」と「平和」の間 4.新自由主義とネットワーク時代の階級 |
|
終章 ミドルクラスはなぜ問われるのか |
|
1.戦後40年、1990年代のミドルクラスと「反共」言説の変化(総括と成果) 2.「和解」の未来へ-「赦し」のアポリアを超えて |