タイトルコード |
1000100942038 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本社会主義思想史序説 |
書名ヨミ |
ニホン シャカイ シュギ シソウシ ジョセツ |
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明治国家への対抗構想 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
大田 英昭/著
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著者名ヨミ |
オオタ ヒデアキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
日本評論社
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出版年月 |
2021.11 |
本体価格 |
¥4300 |
ISBN |
978-4-535-58761-8 |
ISBN |
4-535-58761-8 |
数量 |
8,298p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
309.021
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件名 |
社会主義-日本
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内容紹介 |
近代世界資本主義システムに対抗するグローバルな運動「社会主義」の、日本における受容・形成・発展過程の特徴を明らかにし、その思想史的意義について究明する。 |
著者紹介 |
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。東北師範大学(中国)歴史文化学院教授。著書に「日本社会民主主義の形成」など。 |
目次タイトル |
序章 近現代日本における「社会主義」概念の展開 |
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はじめに 第1節 社会主義概念の受容(十九世紀後期)-第一期 第2節 社会主義思想の運動化と多様化(十九・二十世紀転換期)-第二期 第3節 国際社会主義運動の分裂と日本(両大戦間期)-第三期 第4節 冷戦構造の中の社会主義(第二次大戦後)-第四期 第5節 冷戦終結以後における「社会主義」の行方-第五期 本書の課題と構成について |
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第Ⅰ部 明治国家の成立と社会主義論 |
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第1章 自由民権期の「社会党」論と儒学 |
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はじめに 第1節 西周の「社会党論ノ説」 第2節 「邪説」としてのsocialism 第3節 「天地の公道」としてのsocialism おわりに |
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第2章 東洋社会党をめぐる自由民権期の社会主義観 |
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はじめに 第1節 東洋社会党の結成をめぐる情報の伝播と流通 第2節 東洋社会党観をめぐる親政府派と民権派との対立 第3節 東洋社会党の結社禁止をめぐる諸言説の展開 おわりに |
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第3章 自由民権期のキリスト教界と社会主義 |
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はじめに 第1節 人類平等説と「社会党」批判-一八八〇年前後の宗教界と社会主義 第2節 「社会党」論から「社会問題」論へ-キリスト教と経済学 第3節 「社会問題」解決策としての社会主義論 おわりに |
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第4章 初期民友社の社会・労働問題論と「平民主義」 |
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はじめに 第1節 竹越与三郎の「社会問題」論と「平民主義」 第2節 初期民友社の「社会問題」論と「平民主義」 第3節 初期民友社の労働問題・労働運動論と「平民主義」 おわりに |
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第Ⅱ部 社会主義思想形成の諸相 |
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第5章 日本における資本主義批判の出発 |
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はじめに 第1節 ドイツ社会政策学の移植 第2節 アメリカ社会改良論の受容 第3節 社会主義思想の形成 第4節 社会主義と社会政策との分岐 おわりに |
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第6章 片山潜におけるマルクス主義思想の形成 |
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はじめに 第1節 片山潜のアメリカ留学-キリスト教と社会学 第2節 社会主義思想の形成過程 第3節 「革命」思想の形成過程 おわりに |
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第7章 堺利彦の「家庭」論と社会主義思想の形成 |
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はじめに 第1節 堺の家庭論の原型 第2節 家庭の親愛と和楽 第3節 親密圏と「私化」 第4節 家庭と社会主義 おわりに |
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第Ⅲ部 帝国主義と社会主義 |
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第8章 日清戦後の労働運動と東アジア |
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はじめに 第1節 日清戦後の労働運動における経済的ナショナリズム 第2節 日清戦後の軍備拡張問題と労働運動 第3節 日清戦後の労働運動におけるアジア観 第4節 「帝国主義」と労働運動 おわりに |
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第9章 堺利彦における非戦論の形成 |
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はじめに 第1節 堺における最初の精神上の「革命」-「平和なる小家庭」 第2節 「家庭」のユートピアと平和的秩序の構想 第3節 資本主義・国家・帝国主義の暴力に対する批判 第4節 非戦論と日露戦争 おわりに |
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第10章 二十世紀初頭における社会主義運動と帝国主義 |
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はじめに 第1節 人類同胞思想と社会主義-非戦論をめぐって 第2節 移住労働者と社会主義-人種問題をめぐって 第3節 帝国主義と社会主義-アジア被圧迫民族との連帯をめぐって おわりに |