タイトルコード |
1000100948645 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
土偶と石棒 |
書名ヨミ |
ドグウ ト セキボウ |
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儀礼と社会ドメスティケーション |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
谷口 康浩/著
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著者名ヨミ |
タニグチ ヤスヒロ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
雄山閣
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-639-02797-3 |
ISBN |
4-639-02797-3 |
数量 |
6,315p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.25
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件名 |
縄文式文化
遺跡・遺物-日本
土偶
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注記 |
文献:p269〜294 |
内容紹介 |
土偶と石棒という異質なシンボルは何を意味するのか。縄文人のシンボリズムと儀礼行為のコンテクストから、先史社会のドメスティケーションに儀礼が果たした重要な意義を読み解く。 |
著者紹介 |
1960年東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期中退。同大學文学部教授。博士(歴史学)。著書に「縄文文化起源論の再構築」など。 |
目次タイトル |
序章 儀礼考古学の現代的意義 |
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1 儀礼への問題関心 2 儀礼考古学の研究法 3 前提的問題 |
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第1章 縄文時代の儀礼と社会 |
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1 縄文時代後半の儀礼文化 2 環状集落にみる空間シンボリズム 3 土偶と石棒 4 モニュメントと歴史意識の形成 5 儀礼の社会的意味 6 伝承された縄文的信仰 |
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第2章 石棒にみる儀礼行為とコンテクスト |
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1 縄文中期の石棒祭儀 2 石棒の研究法 3 石棒にみる儀礼行為とコンテクスト 4 儀礼考古学の試金石 |
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第3章 石棒と石皿 |
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1 石棒と祖先祭祀 2 石棒と石皿による性交隠喩 3 性交隠喩の表現形式と観念形態 4 性交隠喩のコンテクスト |
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第4章 土偶破壊行為の再検討 |
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1 土偶の研究法 2 土偶破壊説をめぐる研究史 3 土偶のこわれ方と人為性の再検討 4 用法の異なる土偶 5 今後の土偶研究に向けて |
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第5章 土偶と縄文土器 |
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1 縄文土器の象徴性 2 縄文土器の造形史とシンボリズムの開化 3 土偶を象る土器 4 土偶と土器の関係性 |
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第6章 保守的な土偶伝統 |
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1 問題意識 2 中部・関東地方における中期立像形土偶の諸型式 3 立像形土偶の系統分類 4 土偶型式と土器様式の関係 5 考察 |
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第7章 井戸尻・勝坂文化と二つの儀礼体系 |
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1 井戸尻・勝坂文化とは 2 中期農耕説と勝坂系土偶 3 環状集落と石棒 4 併存する二つの儀礼体系 |
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第8章 縄文社会のドメスティケーション |
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1 儀礼と社会ドメスティケーション 2 縄文早期の儀礼と社会 3 縄文前期・中期の儀礼と社会 4 縄文後期・晩期の儀礼と社会 5 社会ドメスティケーションの歴史 |
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終章 縄文社会と儀礼 |
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1 コミュニケーションとしての儀礼 2 自然の社会化と観念技術 3 血縁のシンボリズム 4 歴史認識の形成と伝統文化 5 社会複雑化と儀礼祭祀 6 結論と展望 |