タイトルコード |
1000100950729 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代教育のシステム論 |
書名ヨミ |
ゲンダイ キョウイク ノ システムロン |
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ルーマンの構図 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石戸 教嗣/著
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著者名ヨミ |
イシド ノリツグ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
世織書房
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出版年月 |
2021.12 |
本体価格 |
¥2300 |
ISBN |
978-4-86686-023-7 |
ISBN |
4-86686-023-7 |
数量 |
11,248p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
372.107
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件名 |
日本-教育
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個人件名 |
Luhmann Niklas |
注記 |
文献:p233〜244 |
内容紹介 |
ドイツの社会学者ルーマンのシステム論を援用して、日本の教育システムの諸相を考察。新自由主義が主導的なイデオロギーとなった、この約35年間の教育の変化を扱う。 |
著者紹介 |
1950年生まれ。埼玉大学名誉教授。著書に「リスクとしての教育」「教育現象のシステム論」など。 |
目次タイトル |
序論 ルーマンの教育システム論を概観する |
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1 社会の理論 2 社会システムの類型 3 社会システムの分化 4 機能システムとしての教育システム 5 他の社会理論・教育論との関係におけるルーマン理論の可能性 6 本書の構成 |
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第1章 労働の変化と教育システム |
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1 はじめに 2 格差から排除へ 3 労働の変化と教育システム 4 四つの労働層と教育諸原理 5 共通教育としての「接合」の教育へ |
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第2章 「商品としての教育」から「贈与としての教育」へ |
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1 はじめに 2 「財」としての教育 3 贈与としての教育 4 教育の擬似的商品化 5 グローバル化した社会における「公共財」としての教育 |
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第3章 いじめのシステム論(1) |
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1 いじめ研究の視座 2 これまでのいじめ研究の整理 3 いじめシステムの諸相 4 まとめ-再包摂に向けたネットワーク形成の課題 |
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第4章 いじめのシステム論(2) |
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1 コミュニケーション・システムとしてのいじめ 2 社会的次元と心理的次元の相互浸透 3 ニューエリート型の「いじめ」 4 依存関係としての「いじめ」 5 渦的現象としての「いじめ」 6 おわりに |
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第5章 ネットワークとしての教育システム |
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1 ネットワーク思考を求める教育システム 2 システム論とネットワーク論 3 システムの分化とネットワーク 4 教育システムにとってネットワークとは? |
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第6章 システム論的リスク論から見た教育 |
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1 「リスク」という概念 2 リスク社会と教育システム 3 リスク主体の形成-リスク教育の構図 |
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第7章 多文化教育とは? |
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1 「多文化」化の深化 2 日本語習得の支援とは? 3 「多文化主義」再考 4 多文化的存在としての子ども |
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第8章 日本の教育システムの変化とグローバリゼーション |
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1 問題意識 2 東アジア文化圏の中の日本 3 日本の社会変化と「ゆとり教育」前後の教育世論 4 伝統的な社会システムの解体と教育システム 5 まとめ |
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第9章 戦争・テロと教育システム |
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1 戦後日本の平和教育 2 世代変化と「命の教育」 3 武力行使の拡散 4 平和教育の拡張 5 戦争・テロと機能システム社会 6 危険/リスク図式 |
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補論 コロナ・パンデミックと教育 |
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1 福祉国家の二面性 2 政治システムによる介入作用 3 コロナ・パンデミック下における各機能システム間の関係 4 コロナ・パンデミックの教育システムへの影響 5 「授業」システムとは? 6 オンライン授業の限界 7 オンライン授業の可能性と課題 |