タイトルコード |
1000101054974 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
江戸中期以降遊里文藝考 |
書名ヨミ |
エド チュウキ イコウ ユウリ ブンゲイコウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長田 和也/著
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著者名ヨミ |
ナガタ カズヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-7629-3681-4 |
ISBN |
4-7629-3681-4 |
数量 |
14,271,10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.25
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件名 |
日本文学-歴史-江戸時代
日本文学-歴史-明治時代
遊郭
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内容紹介 |
近世中期から明治初期にかけての文藝の中で、遊里や遊女はどのように描かれ、受容されたのか。「遊子方言」「艶廓通覧」など、洒落本、合巻、古川柳、浮世絵、随筆、漢詩文を取り上げて、遊里文藝に対する新たな視点を示す。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。公益財団法人五島美術館大東急記念文庫学芸員。 |
目次タイトル |
序論 |
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一、先行する「遊里文学」への言及 二、本書の構成 |
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第一部 洒落本を読む |
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第一章 『遊子方言』再考 |
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一、『遊子方言』の洒落本史における位置 二、先行作からの影響 三、登場人物は武士か町人か 四、『遊子方言』の読み方 五、おわりに |
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第二章 『甲駅新話』における宿場女郎の手管 |
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一、はじめに 二、金七の性格 三、名代と廻し 四、三沢の手管 五、おわりに |
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第三章 明治大学図書館蔵『客衆肝照子』の書き入れ |
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第二部 吉原のいにしえ |
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第一章 早稲田大学図書館蔵『吉原恋の道引画巻』について |
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一、はじめに 二、書誌 三、『画巻』成立年次と『吉原恋の道引』との関係 四、星野六蔵について 五、考証資料としての『画巻』 六、おわりに |
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第二章 『異本洞房語園』の諸本と式亭三馬 |
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一、はじめに 二、徒流による増補時期の下限 三、式亭三馬の書き入れを転写した本 四、三馬の『異本洞房語園』受容 五、おわりに |
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第三章 『契情畸人伝』の典拠をめぐる一考察 |
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一、はじめに 二、『烟花清談』について 三、『契情畸人伝』における『烟花清談』『異本洞房語園』の利用 四、『契情畸人伝』以前 五、複数の話を繫ぎ合わせた例 六、おわりに |
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第四章 笠亭仙果の『異本洞房語園』受容とその周辺 |
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一、はじめに 二、仙果の識語と校合に利用した本 三、仙果の校合方針と柳亭種彦 四、春馬、仙果合作における『異本洞房語園』利用 五、『店絃糸著連弾』の読まれ方 六、改題本『高尾一代記』 七、おわりに |
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第五章 『紅葉塚』の方法 |
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一、はじめに 二、『紅葉塚』の書誌 三、先行作品の利用 四、『紅葉塚』に吹く江戸前期の風1其角編『焦尾琴』 五、『紅葉塚』に吹く江戸前期の風2高尾 六、おわりに |
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第六章 『紅葉塚』から『絵本高尾外伝』へ |
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一、はじめに 二、『高尾外伝』の書誌 三、本文の異同と『高尾外伝』出板の背景 四、おわりに |
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第三部 理想化される遊女 |
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第一章 『艶廓通覧』における先行作からの影響と『傾城畸人伝』への改題について |
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一、はじめに 二、『艶廓通覧』と改題本『傾城畸人伝』の書誌 三、先行作からの影響及び作品の意図 四、明治における読まれ方 五、おわりに |
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第二章 蒲生重章「四時詞倣蘇東坡」考 |
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一、はじめに 二、重章「四時詞」成立まで 三、詩の分析 四、おわりに |
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第三章 『近世佳人伝』における漢詩 |
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一、はじめに 二、重章の詩観 三、遊興と作詩 四、女郎を評する重章詩 五、おわりに |
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第四章 『近世佳人伝』「花扇伝」の典拠と梁川星巌 |
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一、はじめに 二、『佳人伝』の評判 三、「花扇伝」の典拠 四、梁川星巌の逸聞利用について 五、「花扇伝」成立の背景 六、おわりに |
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終論 |
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附論 大東急記念文庫蔵『清人賞辞文』について |
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一、はじめに 二、構成と撰者 三、祖本の存在 四、詩文が作られた状況 五、詩の特徴 六、おわりに |