タイトルコード |
1000100775681 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
江戸語資料としての後期咄本の研究 |
書名ヨミ |
エドゴ シリョウ ト シテ ノ コウキ ハナシボン ノ ケンキュウ |
叢書名 |
ひつじ研究叢書
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叢書番号 |
言語編第159巻 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
三原 裕子/著
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著者名ヨミ |
ミハラ ユウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ひつじ書房
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出版年月 |
2019.12 |
本体価格 |
¥8800 |
ISBN |
978-4-89476-959-5 |
ISBN |
4-89476-959-5 |
数量 |
13,497p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
818.36
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件名 |
日本語-方言-東京都
咄本
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注記 |
文献:p481〜486 |
内容紹介 |
従来、江戸語資料としての価値を認められることが少なかったものの、市井の会話が得られる資料と言える後期咄本。表記・語彙・語法他の視点から、江戸語が上方語的要素を脱し、独自の発展を遂げた変化の要因を論じる。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。早稲田大学文学研究科博士後期課程単位満了退学。同大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 |
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1.はじめに 2.用語と時期区分 3.本江戸と江戸語 4.咄本の資料価値の検証と本書で対象資料としたことの意義 |
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Ⅰ 表記変化を促したもの |
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第1章 仮名の用法 |
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1.はじめに 2.調査の概要 3.字体 4.考察 5.まとめ |
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第2章 漢字の用法 |
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1.はじめに 調査の目的 2.調査方法と対象 3.概況 4.漢字使用からの分析 5.漢字表記語からの分析 6.おわりに |
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第3章 振り仮名の用法 |
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1.はじめに 2.調査の方法と対象 3.振り仮名使用の量的な傾向 4.振り仮名の用法 5.おわりに |
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Ⅱ 表記からわかること |
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第4章 『鹿の巻筆』写本の資料性 |
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1.はじめに 2.対象とした資料について 3.観察と分析 4.両写本の頭注について 5.おわりに |
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第5章 語義意識の薄れと付加による表記の変化 |
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1.はじめに 2.各語の表記と考察 3.おわりに 4.表B<侍>.表D<灯>.表E<禿>.表G<煙> 5.<テキスト資料 咄本略解題> |
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第6章 /i/を表す仮名遣いと作家の位相の違い |
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1.はじめに 2.概要 早大本笑話本集の/i/を表すことのある仮名の調査結果 3.おわりに |
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Ⅲ 語彙からわかること |
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第7章 <相の類>の役割を担った<体の類> |
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1.はじめに 2.調査の概要 3.分析 4.考察 5.まとめ 6.おわりに |
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第8章 時間の表現を越える「日にち」の語彙 |
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1.はじめに 2.調査概要 3.全体の概況と考察 4.おわりに |
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Ⅳ 上方語的要素を脱却していく語法 |
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第9章 ハ行四段動詞と形容詞のウ音便形 |
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1.はじめに 2.先行文献と調査方法 3.『浮世風呂』に現れたウ音便形の概況と考察 4.後期咄本に現れたウ音便形の概況と考察 形容詞とハ行四段活用動詞 5.まとめ 6.おわりに |
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第10章 格助詞「へ」と「に」の使用 |
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1.はじめに 2.調査の方法と概況 3.接続する動詞と格助詞「へ」と「に」の使用傾向について 4.おわりに |
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第11章 原因・理由を表す条件節 |
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1.はじめに 2.概況と考察 3.まとめ |
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Ⅴ 類型化と使用層の変化 |
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第12章 助動詞「やす」の衰退 |
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1.はじめに 2.調査の方法と概況 3.各時期における「やす」使用 4.おわりに |
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第13章 「ませ」と「まし」の交替現象 |
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1.はじめに 2.調査の概要 3.考察 4.作者からの分析 5.まとめ 6.おわりに |
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第14章 三笑亭可楽作品の「ござる」 |
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1.はじめに 2.対象とした作品と方法 3.調査結果 4.作品ごとの検討 5.考察 |
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第15章 前期噺本の「ござる」 |
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1.はじめに 2.先行研究 3.調査資料の概要 4.全体的な傾向と考察 5.作品ごとの検討と考察 6.まとめ 7.おわりに |
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終章 |
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1.はじめに 2.衰退・消失のパタン 3.変化に読み手側の要素が介在したもの 4.板元や書き手側の意向が反映したもの |
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付章 三笑亭可楽作「新作おとしはなし」における江戸語 |
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1.はじめに 2.後期咄本の体裁の変化 3.概況 4.おわりに |
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付録 早稲田大学中央図書館蔵「新作おとしはなし」翻刻ならびに注釈 |