タイトルコード |
1000101093075 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
海洋天然物化学 |
書名ヨミ |
カイヨウ テンネンブツ カガク |
叢書名 |
化学の要点シリーズ
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叢書番号 |
43 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
木越 英夫/編著
日本化学会/編
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著者名ヨミ |
キゴシ ヒデオ ニホン カガクカイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
共立出版
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出版年月 |
2023.8 |
本体価格 |
¥1900 |
ISBN |
978-4-320-04484-5 |
ISBN |
4-320-04484-5 |
数量 |
16,123p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
439
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件名 |
天然物化学
海洋生物
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注記 |
文献:章末 |
内容紹介 |
海洋生物由来の天然有機化合物の研究が活発に行われている。海洋天然物の中で、化学構造、生物活性、食品化学、天然毒などの観点から特徴ある化合物を紹介する。「回虫駆除」「食物連鎖」といったコラムも収録。 |
著者紹介 |
名古屋大学大学院理学研究科博士課程後期課程中退。筑波大学数理物質系教授。理学博士。 |
目次タイトル |
第1章 サケやエビの色素アスタキサンチン |
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1.1 身の回りのアスタキサンチン 1.2 カロテノイドとはなにか 1.3 カロテノプロテイン,タンパク質と結びつくアスタキサンチン 1.4 アスタキサンチンの生理機能 1.5 まとめ 文献 |
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第2章 海洋天然物の草分けカイニン酸 |
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2.1 はじめに 2.2 カイニン酸の単離・構造決定 2.3 カイニン酸の生物活性 2.4 カイニン酸の受容体選択性と立体配座 文献 |
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第3章 異常ペプチド化合物デプシペプチド |
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3.1 はじめに 3.2 デプシペプチドとは 3.3 ジデムニン類 3.4 ラーガゾール 3.5 まとめ 文献 |
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第4章 サンゴの天敵にかかわる天然物 |
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4.1 はじめに 4.2 サンゴを食害するオニヒトデ 4.3 ラッパウニに含まれるオニヒトデ摂餌行動刺激物質の解明 4.4 生きたサンゴを覆い殺すカイメンTerpios hoshinota 4.5 おわりに 文献 |
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第5章 梯子状ポリエーテル骨格を持つ海洋毒 |
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5.1 はじめに 5.2 ポリエーテル化合物の構造と構造決定 5.3 全合成を目指したエーテル環構築法の開発 5.4 梯子状ポリエーテルの生合成 5.5 おわりに 文献 |
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第6章 海から薬ハリコンドリンB |
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6.1 はじめに 6.2 海洋天然物と創薬 6.3 海洋天然物ハリコンドリンB 6.4 抗がん剤エリブリン 6.5 まとめ 文献 |
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第7章 タンパク質リン酸化酵素を活性化する海洋天然物 |
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7.1 プロテインキナーゼC(PKC) 7.2 PKC活性化剤の発見 7.3 PKC活性化とがんの関係 7.4 海洋産PKC活性化剤 7.5 おわりに 文献 |
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第8章 テトロドトキシンとフグ毒の謎 |
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8.1 はじめに 8.2 フグ毒テトロドトキシン 8.3 活性発現機構 8.4 化学合成 8.5 フグ毒の謎 8.6 おわりに 文献 |
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第9章 シアノバクテリアが生産する生物活性物質 |
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9.1 シアノバクテリアとは 9.2 淡水シアノバクテリアの生産する化学物質 9.3 海洋シアノバクテリア 9.4 海洋シアノバクテリア由来の生物活性物質 9.5 ビセリングビアサイド 文献 |
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第10章 ホヤの生産する抗がん剤 |
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10.1 ホヤ 10.2 トラベクテジン(Ecteinascidin743)の発見 10.3 トラベクテジンの抗がん剤としての開発 10.4 抗悪性軟部腫瘍剤トラベクテジン 文献 |
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第11章 タンパク質毒素クラゲ毒 |
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11.1 刺胞動物のもつ刺胞とは 11.2 海洋生物におけるポリペプチド毒素の意義 11.3 刺胞動物のもつタンパク質毒素アクチノポーリン類 11.4 クラゲのタンパク質毒素 11.5 クラゲ以外の刺胞動物のタンパク質毒素 11.6 おわりに 文献 |
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第12章 アメフラシから得られた抗腫瘍性物質 |
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12.1 はじめに 12.2 アクチンおよびアクチンを標的とする海洋天然物 12.3 抗腫瘍性天然物アプリロニンA 12.4 光親和性ビオチンプローブを用いたアプリロニンAの第2の標的分子の同定 12.5 アプリロニンAによる抗腫瘍活性発現メカニズム 12.6 おわりに 文献 |