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はじめに |
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第1章 代理母をめぐる問題 |
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1 代理出産とは |
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言葉の定義/妊娠から出産まで/生殖補助医療の種類/代理出産の種類-サロゲートマザー型とホストマザー型/母は二人? それとも三人?/第三者の精子を用いた場合-六つの類型 |
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2 生殖補助医療技術の進歩 |
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さまざまな医療技術の活用/先進諸国における少子化傾向との関係/日本の少子化問題/深刻な問題の発生-三つの事例 |
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3 グローバル化する生殖ビジネス |
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生殖ビジネスの拡大/インドの代理出産ビジネス/本書の基本的な視点 |
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第2章 諸国の代理出産事情 |
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1 代理出産を禁止している国、認めている国 |
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生殖補助医療を法制化する傾向/代理出産をめぐる規制の状況 |
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2 諸外国の状況 |
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(1)代理出産を禁止している国 |
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スイス/ドイツ/フランス/二〇一一年生命倫理法の改正 |
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(2)代理出産を条件付きで認めている国 |
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イギリス/オーストラリア/韓国 |
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(3)アメリカ-州ごとの規制 |
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代理母契約を有効としている諸州/代理母契約を無効または禁止としている諸州/ベビーM事件/ジョンソン事件 |
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3 日本の現状 |
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日本の規制論議/日本産科婦人科学会の会告(指針)/代理出産を禁止する立場からの報告書/代理出産を認める方向での主張/厚生労働省による「意識調査」の結果/代理出産を禁止する理由 |
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第3章 生殖に関する権利を考える-人権論の視点から |
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1 近代の人権と女性の権利 |
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近代法の本質と主体/オランプ・ドゥ・グージュ「女性の権利宣言」/メアリ・ウルストンクラフト「女性の権利の擁護」/エリザベス・スタントン「女性の所信宣言」/自由民権運動と女性参政権/日本国憲法下の男女平等 |
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2 現代における「新しい人権」とは |
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近代的人権と現代的人権/「新しい人権」の登場/国際人権条約等の展開/生殖に関連する規定/日本国憲法第一三条と学説 |
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3 リプロダクティヴ・ライツの定義 |
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国際人口・開発会議における定義/リプロダクティヴ・ヘルスとの関係/リプロダクティヴ・ライツの主体と内容/日本の条例における諸規定 |
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4 「産まない権利」と「産む権利」 |
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「産まない権利」-人工妊娠中絶と自己決定権/アメリカにおける判例理論の展開/フランスの人工妊娠中絶法をめぐる議論/ドイツの違憲判決と胎児保護義務/日本の議論と課題/「産む権利」とは/アメリカでの議論/積極的生殖の権利をめぐる議論 |
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5 代理出産と女性の権利をめぐる課題 |
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新しい視点からの検討/今後の検討課題 |
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第4章 生殖補助医療のあり方をめぐって |
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1 日本学術会議ではどんな議論がされたか |
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日本学術会議とは/「生殖補助医療の在り方検討委員会」の設置/議論の雰囲気と目標/従来の議論の整理/委員会での議論/「出自を知る権利」/第三者の卵子提供 |
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2 医学的・生物学的な側面から考える |
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医学的側面からの検討/妊産婦の死亡率とリスク/妊娠中のリスク/胎児・子に及ぼす影響/依頼女性についての医学的な条件(医学的適応)/代理母の年齢制限について/医療現場の混乱など/障害のある場合など/生物学の立場からみた問題 |
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3 倫理的・社会的側面から考える |
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自己決定は可能なのか/三つの問題点 |
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4 生まれる子の権利や利益について |
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フランスの議論-「生まれない権利」?/「子の福祉」とは |
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第5章 法律上の問題点 |
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1 法的規制の必要性 |
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法律などで定める必要はあるか/医療者による自主規制/行政倫理指針による規制/法律による規制は許されるのか/生殖補助医療と法規制の方法/刑罰によらない法規制/代理出産を違法とすることの効果 |
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2 刑法上の処罰問題 |
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代理出産を処罰すべき場合-営利目的の代理出産の処罰/依頼者も処罰するのか |
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3 民法上の親子関係はどうなるか |
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子の法的地位を確定する必要/代理出産禁止との関係/最高裁二〇〇七(平成一九)年三月二三日決定/法律上の親子関係の意義-実子と養子/代理出産で生まれた子の法的地位/生まれた子の親の決め方-「分娩者=母ルール」とは/「分娩者=母ルール」の長所と課題/生まれた子と依頼夫婦との間の養子縁組 |
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4 外国で生まれた子の問題 |
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親子関係はどうなるのか/東京高等裁判所の判断/最高裁判所の判断/養子にするための条件/子の国籍問題 |
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第6章 代理出産をどう考えるのか |
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1 日本学術会議報告書の最終結論 |
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代理出産の原則禁止と「試行的実施」/「試行的実施」とは/禁止と試行の関係/部分的許容と「試行的実施」の違い/「試行的実施」の条件/「試行的実施」についての制度設計/報告書の最終結論 |
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2 提言が示したこと |
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日本学術会議の一〇の提言/提言に対する反応 |
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3 私たちの未来にむけて |
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国際的な人権保障の拡がり/人権制約論の再検討/科学の進歩、国際化にみあう議論の必要性 |
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おわりに-迷路から脱するために |
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用語解説 |
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主要参考文献 |
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