タイトルコード |
1000100141821 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
現代インド経済 |
書名ヨミ |
ゲンダイ インド ケイザイ |
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発展の淵源・軌跡・展望 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
柳澤 悠/著
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著者名ヨミ |
ヤナギサワ ハルカ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2014.2 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-8158-0757-3 |
ISBN |
4-8158-0757-3 |
数量 |
6,417p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
332.25
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件名 |
インド-経済
経済発展
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注記 |
文献:p381〜401 |
内容紹介 |
インド経済の歴史的な成長を準備したものは、経済自由化でもIT産業でもない。植民地期の胎動から輸入代替工業化、「緑の革命」の再評価も視野に、今日の躍動の真の原動力を摑み出す。 |
著者紹介 |
1944年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程中退。同大学名誉教授。著書に「南インド社会経済史研究」など。 |
目次タイトル |
序章 現代インドの経済成長の淵源を求めて |
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第Ⅰ部 経済発展への胎動 |
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第1章 世界農業不況下の植民地インド |
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1 環境変動,農産物価格の下落と農業生産の停滞 2 農村社会構造の変動と下層階層自立への胎動 |
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第2章 植民地下での製造業部門の発展 |
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1 インド民族運動と選択的保護関税の開始 2 輸入代替工業化の部分的開始 3 多層的労働市場の端緒的形成 |
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第3章 インフォーマル産業発展の原型 |
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1 手織業の残存・発展と消費パターンの変化 2 小規模経営の発展と下層民消費の変動 |
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第Ⅱ部 独立インドの経済発展 |
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第4章 国家主導の輸入代替工業化 |
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1 ネルー体制下の重工業化 2 工業発展の減速 3 おわりに |
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第5章 独立インドの農業発展 |
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1 農業生産の発展 2 「緑の革命」 3 コモンズと環境への影響 4 土地改革と土地所有の変動 |
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第6章 農村社会構造の変容と農村市場の拡大 |
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1 自立する下層民 2 他地域の事例と全国的動向 3 非農業就業の拡大と農業労働者賃金の上昇 4 農村市場の発展へ 5 おわりに |
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第Ⅲ部 経済発展加速の構造 |
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第7章 小・零細工業の発展と低価格品生産 |
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1 小・零細工業の発展 2 「歪んだ発展」か? 3 小・零細工業の拡大と農村・貧困層市場 4 安価な「疑似ブランド品」消費の構造 5 小・零細企業による安価品生産のシステム 6 グローバリゼーションと小・零細工業 7 農村・地域社会を基盤とした「下から」の産業発展 |
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第8章 サービス部門の拡大と農村社会経済変動 |
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1 サービス産業の発展 2 大都市のサービス産業 3 都市インフォーマル・サービス業の拡大と都市下層民 4 農村の社会経済変容とサービス産業 5 経済改革下の近代的サービス部門の発展 6 おわりに |
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第9章 農村-都市インフォーマル部門経済生活圏 |
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1 都市インフォーマル階層の形成と拡大 2 都市インフォーマル階層と農村社会 3 都市インフォーマル部門と農村社会との物的循環 4 農村-都市インフォーマル部門経済生活圏の形成 5 都市インフォーマル部門上層階層の台頭 6 消費市場としての農村-都市インフォーマル部門経済生活圏 7 都市インフォーマル部門内の対流と上昇の限界 |
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第10章 経済改革と工業・サービス産業の発展 |
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1 大衆的市場と中間層市場の形成 2 新資本家グループの形成と経済改革 3 工業製品とサービスの国内市場への浸透 4 技術開発・訓練システムと技術集約型産業の発展 5 輸出の新たな展開 |
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第11章 インド社会の階層的構造は変化したのか |
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1 農村から都市へ 2 階層間の流動性・断絶性と教育 3 二層の構造 |
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終章 21世紀インド経済の制約と可能性 |
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1 二層構造の歴史的形成 2 社会経済構造の階層性と経済発展 3 経済発展の制約要因としての階層的構造 4 展望 |