タイトルコード |
1000100178064 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
スイス銀行秘密と国際課税 |
書名ヨミ |
スイス ギンコウ ヒミツ ト コクサイ カゼイ |
|
国境でメルトダウンする人権保障 |
叢書名 |
学術選書
|
叢書番号 |
129 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石黒 一憲/著
|
著者名ヨミ |
イシグロ カズノリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
信山社
|
出版年月 |
2014.5 |
本体価格 |
¥15000 |
ISBN |
978-4-7972-6729-7 |
ISBN |
4-7972-6729-7 |
数量 |
14,710p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
345.1
|
件名 |
国際課税
銀行-スイス
|
内容紹介 |
謎と誤解に包まれた「「スイス銀行秘密」の真の姿」を膨大な資料をもとに果敢に解き明かした書。「租税条約上の情報交換」の問題を中心に、その背後に潜む病理を根源的に批判する。 |
目次タイトル |
序章 |
|
1 本書の基本的意図と構成 2 「スイスの銀行秘密」 |
|
第1章 「IRS vs.UBS事件」の展開過程と「同事件に関する“スイスの国家的選択”」 |
|
1 UBSに対する米国側の一方的措置の内実と事件の推移 2 米国裁判所に対して提出されたスイス政府の「法廷の友(amicus curiae)」としての意見書(2009年4月30日&7月7日) 3 米・スイス両国政府間の「UBS合意」(2009年8月19日署名)の内容と注意すべき点 4 「UBS合意」をめぐるスイス国内での法的論議の展開プロセス 5 「UBS合意修正プロトコル」(2010年3月31目)とそのスイス議会通過(同年6月17日) 6 小括 |
|
第2章 「従来のスイスにおける租税条約上の情報交換」と「堅持されていた“双方可罰性の要件”」 |
|
1 “Tax fraud or the like”とスイスの国際刑事司法共助 2 従来のスイスにおける「他の諸国との租税条約上の情報交換」の時系列的な展開過程 3 典型としての「独・スイス租税条約改正プロトコル」(2002年3月12日署名) 4 「双方可罰性の要件」に対するOECD側からの不当な(!?)攻撃 |
|
第3章 「IRS vs.UBS事件」の展開過程でなされた「スイスの重大な政策変更」(2009年3月13日) |
|
1 2008年版OECDモデル租税条約26条の規律内容についての再確認 2 「IRS vs.UBS事件」と併行してなされた「米・スイス租税条約」の改正(2009年9月23日署名) 3 「対デンマーク」(2009年8月21日)を出発点とする『「対米」に先行する「他の諸国との租税条約改正」』における新たな情報交換条項を含めての比較検討 4 「日・スイス租税条約改正プロトコル」(2010年5月21日署名)の情報交換条項 |
|
第4章 OECDのタックス・ヘイブン対策と「租税条約上の情報交換」 |
|
1 その展開過程と留意点 2 G20及びグローバル・フォーラムにおける論議とスイス等四カ国の抵抗,そして,OECDへのスイス政府の苦情(2009年4月28日) 3 スイスの「政治的決断」(2009年3月13日)と「法制度的な重大な岐路(!?)」 4 「国境を渡った情報の他目的使用」の際限なき拡大 5 「最後の砦」としてのスイス国内での行政訴訟? 6 出発点に戻って再度問うべき「日本の対応」 |
|
結章 |