タイトルコード |
1000100255388 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
聖母子への祈り |
書名ヨミ |
セイボシ エノ イノリ |
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初期フランドル絵画の祈禱者像 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
今井 澄子/著
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著者名ヨミ |
イマイ スミコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
国書刊行会
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出版年月 |
2015.2 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-336-05832-4 |
ISBN |
4-336-05832-4 |
数量 |
298,75,3p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
723.358
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件名 |
絵画-ベルギー
フランドル美術
キリスト教美術
祈とう
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注記 |
文献:巻末p12〜31 |
内容紹介 |
ロベール・カンパン「太陽の聖母子」の源泉となった聖母マリアの図像系譜、ヤン・ファン・エイク「ロランの聖母子」に反映された注文主の野心…。様々な角度から15世紀フランドル絵画を鮮やかに照射し、新たな知見を示す。 |
著者紹介 |
慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(美学)。大阪大谷大学文学部准教授。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一節 初期フランドル絵画における祈禱者像の台頭 第二節 一五世紀のフランドル・ブルゴーニュの社会-中世の秋? 第三節 先行研究と本書の目的 第四節 本書の構成と概要 |
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第一章 初期フランドル絵画の黎明期の社会的・宗教的背景 |
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第一節 一五世紀前半のフランドルの画家と注文主 第二節 初期フランドル絵画の注文主の信仰実践 |
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第二章 初期フランドル絵画における祈禱者表現の革新性と宗教画の機能 |
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第一節 初期フランドル絵画における祈禱者表現 第二節 一五世紀フランドルの宗教画の機能 |
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第三章 祈禱者の中央への進入-ロベール・カンパン作《太陽の聖母子》の上下構図 |
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第一節 ロベール・カンパン作《キリストと聖母》と《とりなしの聖母》の祈禱者-聖母の祈りととりなし 第二節 ロベール・カンパン作《太陽の聖母子》-雲上の聖母子と地上の祈禱者 第三節 《太陽の聖母子》における上下構図の源泉 第四節 聖母と「無原罪の御宿り」-《太陽の聖母子》の成立背景 第五節 《太陽の聖母子》の後世への影響 |
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第四章 祈禱者の対等性-ヤン・ファン・エイク作《ロランの聖母子》の大胆な祈禱者 |
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第一節 《ロランの聖母子》の先行研究と問題の所在 第二節 注文主ニコラ・ロラン-ブルゴーニュ公国の「第一人者」 第三節 《ロランの聖母子》の図像分析-個人祈禱との親近性 第四節 《ロランの聖母子》の機能と設置場所 |
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第五章 祈禱者の「擬装」-ロヒール・ファン・デル・ウェイデン作《聖母子を描く聖ルカ》にみる「擬装」肖像の開拓 |
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第一節 一五世紀フランドルの宗教画における「擬装」肖像 第二節 「擬装」肖像としてのロヒール作《聖母子を描く聖ルカ》 第三節 《聖母子を描く聖ルカ》の図像分析 第四節 《聖母子を描く聖ルカ》の成立背景 第五節 後世の受容にみる《聖母子を描く聖ルカ》の革新性 |
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第六章 祈禱者表現の継承と展開 |
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第一節 一四三〇年代の祈禱者表現の達成とその継承 第二節 一五世紀中頃の祈禱者像の変容とその模範 第三節 一五世紀後半の祈禱者表現の受容 |
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終章 |