タイトルコード |
1000100262087 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
世界宗教の発明 |
書名ヨミ |
セカイ シュウキョウ ノ ハツメイ |
|
ヨーロッパ普遍主義と多元主義の言説 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
増澤 知子/[著]
秋山 淑子/訳
中村 圭志/訳
|
著者名ヨミ |
マスザワ トモコ アキヤマ ヨシコ ナカムラ ケイシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
みすず書房
|
出版年月 |
2015.3 |
本体価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-622-07861-6 |
ISBN |
4-622-07861-6 |
数量 |
467,27p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
161.2
|
件名 |
宗教思想-歴史
|
注記 |
原タイトル:The invention of world religions |
注記 |
文献:巻末p6〜27 |
内容紹介 |
20世紀までの植民地支配をもたらしたヨーロッパの普遍主義が、みずからの起源を再構築するうえで、古代ギリシャよりも古い「原インド-ヨーロッパ」という系譜を発見した過程を、「世界宗教」という言説から読み解く。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。カリフォルニア大学でph.D.(宗教学)。ミシガン大学教授(比較文学、歴史学)。著書に「夢の時を求めて」など。 |
目次タイトル |
序章 |
|
一 今日の学界における「世界宗教」 二 他者化の言説としての宗教の言説 三 本書の構成 四 理論の時代における歴史の記述-一つの簡単な方法叙説として |
|
第一部 |
|
第一章 「世界宗教」成立前史 |
|
一 二つの世界大戦の時代における「世界宗教」 二 近代初期の分類法-諸民族の序列 三 科学の誕生以前 |
|
第二章 比較神学の遺産 |
|
一 二人の先駆者-フレデリック・モーリスとジェームズ・クラーク 二 表象のための戦略 三 批判者-チャールズ・ハードウィック 四 さまざまな準科学的比較論 |
|
第二部 |
|
第三章 世界宗教の出産トラウマ |
|
第四章 世界宗教、仏教 |
|
一 仏教以前 二 ヨーロッパの仏教発見 三 仏教と、ヨーロッパの未来 |
|
第五章 言語学とヨーロッパの過去における裂け目の発見 |
|
一 インド=ヨーロッパ語の過去の発見 二 比較文法の誕生 三 屈折の至高性 四 セム的なるものの本質-エルネスト・ルナン |
|
第六章 セム的宗教、イスラム |
|
一 近代以前・近代初期のヨーロッパにとってのイスラム 二 一九世紀ヨーロッパにとってのセム主義とアーリア主義 三 アラブ民族宗教としてのイスラム-アブラハム・キューネン 四 アーリア的イスラムとしてのスーフィズム-オットー・フライデラー |
|
第七章 時季外れの言語学者-F・マックス・ミュラーの言語と宗教の分類 |
|
一 貴族階級としての聖典宗教 二 言語の統一起源の可能性 三 「トゥラン」の問題点 四 「トゥラン」の真の問題点 五 二人のビュルヌフの物語 |
|
第三部 |
|
第八章 空白期間-二〇世紀初期オムニバスガイド |
|
一 一九世紀の遺産-『東洋聖典全集』(一八七九〜一九一〇) 二 万国宗教会議(一八九三年) 三 アマチュア界も発言する-私立財団と基金講座 四 植民地の自己表明 五 過渡期のシステム |
|
第九章 覇権の問題-エルンスト・トレルチと再構築されたヨーロッパ普遍主義 |
|
結論のない科学的あとがき |