タイトルコード |
1000100487308 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近現代神道の法制的研究 |
書名ヨミ |
キンゲンダイ シントウ ノ ホウセイテキ ケンキュウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
河村 忠伸/著
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著者名ヨミ |
カワムラ タダノブ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
弘文堂
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出版年月 |
2017.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-335-16085-1 |
ISBN |
4-335-16085-1 |
数量 |
351,3p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
175.1
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件名 |
神社行政-歴史
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内容紹介 |
「公認神社」の管理運営と近代における神社の境内地の形成に焦点を絞り、神社に関する法制度・行政の変遷を実証的に考究する。未開拓の分野に果敢に挑んだ貴重な成果。 |
著者紹介 |
昭和56年生まれ。秋葉山本宮秋葉神社権禰宜。國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター共同研究員。専攻は近現代神道史。 |
目次タイトル |
序説 近現代神道史における法制度の重要性 |
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一 はじめに 二 神道史における近代と現代の歴史的区分 三 神社の明治維新 四 制度研究の重要性 五 「国家神道」に関する問題 六 法制研究の課題 七 本書の構成 八 おわりに |
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第一編 国家の宗祀と公認神社 |
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第一章 神社行政における「国家ノ宗祀」 |
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一 はじめに 二 神社の国家管理に関する制度 三 神職任用に関する制度 四 奉務規則 五 敬神思想の普及 六 神社制度調査会と神社経済 七 神社整理から見る行政の神社観 八 「神社の本質」問題 九 神祇院の発足 十 おわりに |
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第二章 御祭神に関する神社制度 |
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一 はじめに 二 公認神社の誕生 三 御祭神に関する神社制度 四 「帝国の神祇」の範囲 五 配祀神の定義 六 別格官幣社藤島神社列格まで 七 藤島神社の列格 八 名和神社・菊池神社の列格と配祀神 九 「殉難戦没之将士」の範囲と配祀神の取扱 十 おわりに |
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第三章 神社整理と無格社の法的性質及び実態 |
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一 はじめに 二 神社整理に関する法令 三 神社整理の目的と基準 四 無格社発生の背景と法的性質 五 無格社に対する恩典の差 六 昭和期における無格社及び非公認神社の実態について 七 明治末期における無格社の実態 八 神祇院の「無格社整備ニ関スル要綱」の特色 九 おわりに |
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第四章 私祭神祠の法的性質 |
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一 はじめに 二 公認神社の発生 三 非公認神社 四 「私祭神祠」の条件と神社類似施設 五 神社制度調査会と神社整理 六 神祇院による「私祭神祠」の方針転換 七 私祭神祠等の取締 八 おわりに |
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第五章 補論 邸内社の法的性質 |
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一 はじめに 二 邸内社の慣習 三 近世における邸内社の管理 四 近代における邸内社の管理 五 神社行政概説書から見る邸内社の行政上の取り扱い 六 公認神社に非ざる祭祀施設 七 現在における邸内社の判断基準 八 現行法上における邸内社の性格 九 おわりに |
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第二編 鎮守の森の近代化 |
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第六章 近代神社境内地の形成 |
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一 はじめに 二 上知令と地租改正 三 境内地の管理と租税 四 鎮守の森の官有地化 五 風致林野と神体山 六 神社公園の発生 七 神社公園の問題 八 おわりに |
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第七章 上地事業における境内外区別 |
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一 はじめに 二 先行研究 三 上知令の発令とその背景 四 上知令直後の境内外区別 五 地種の整備 六 地租改正中の境内外区別 七 京都府における実例 八 おわりに |
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第八章 神社境内の公園的性格 |
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一 はじめに 二 太政官公園の成立と神社境内 三 神社境内の公園化 四 神社林と神苑 五 おわりに |
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第九章 東京府における太政官公園と神社公園の成立 |
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一 はじめに 二 いわゆる太政官公園について 三 公園制度発足以前 四 東京府における公園設置方針 五 東京府の公園維持運営法 六 おわりに |
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第十章 近代神社林制度の変遷 |
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一 はじめに 二 明治初期(上地事業) 三 風致林野 四 境内地跡地の処分 五 明治神宮御造営の影響 六 昭和期の神社行政における神社林観の変化 七 おわりに |
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第十一章 神体山の制度的沿革 |
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一 はじめに 二 上地事業の経緯と神体山 三 事例(一)大神神社 四 事例(二)諏訪大社 五 事例(三)松尾大社・伏見稲荷大社 六 事例(四)金鑽神社 七 上地事業に於ける「神体山」の判定基準 八 「神体山」に関する研究の深化 九 「神体林」 十 神体山に対する特例措置(秋葉山の事例) 十一 おわりに |
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終章 近現代神道史研究の課題と展望 |
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一 はじめに 二 「国家ノ宗祀」の研究と課題 三 神社明細帳 四 神社経済と運営護持 五 私祭神祠の問題 六 近代的神職 七 近代境内の形成 八 神社林をめぐる議論 九 神社の公共性 十 神道教学上の検討課題 十一 おわりに |