タイトルコード |
1000100566840 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
マルクスと商品語 |
書名ヨミ |
マルクス ト ショウヒンゴ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
井上 康/著
崎山 政毅/著
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著者名ヨミ |
イノウエ ヤスシ サキヤマ マサキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
社会評論社
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出版年月 |
2017.11 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-7845-1846-3 |
ISBN |
4-7845-1846-3 |
数量 |
583p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
331.6
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件名 |
資本論
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個人件名 |
Marx Karl Heinrich |
注記 |
文献:p539〜562 |
内容紹介 |
マルクスの「資本論」、とりわけ冒頭の商品論に関しては、厖大な論争と探求の成果が積み重ねられてきた。第二版以降に述べられる「商品語」を商品論理解の鍵として論じ、商品論を新たな視点から捉え、従来の解読を刷新する。 |
著者紹介 |
1948年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。予備校講師など。 |
目次タイトル |
第Ⅰ部 |
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第Ⅰ章 『資本論』冒頭商品論理解の鍵としての商品語 |
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第Ⅱ章 人間語の世界に対する限りでの商品語の<場> |
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第i節 人間語の世界の諸特徴 第ii節 人間語の世界のモデル化 第iii節 <分析哲学的言語観とそれへの直観的違和・批判>への批判 第iv節 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、ジャック・デリダ、ヴァルター・ベンヤミンの各言語観について 第v節 商品語の<場>の諸特徴 |
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第Ⅱ部 |
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第Ⅲ章 人間語による分析世界としての『資本論』第二版第1章第1節および初版・フランス語版当該部分の比較対照による解読 |
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第i節 冒頭商品論に対する分析・解読作業の諸前提 第ii節 <富-価値-商品>というトリアーデ 第iii節 パラグラフ1および2の検討 第iv節 パラグラフ3の検討 第v節 パラグラフ4の検討 第vi節 パラグラフ5の検討 第vii節 「共通なもの」=価値、「第三のもの」=商品に表わされた抽象的人間労働 第viii節 初版のパラグラフ6〜9の検討 第ix節 第二版・フランス語版のパラグラフ6、7の検討 第x節 第二版・フランス語版のパラグラフ8、9の検討 第xi節 <価値-価値実体>概念の一定の定立 |
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第Ⅳ章 商品語の<場>-価値形態 |
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第i節 商品をつくる労働の特殊歴史的規定性について 第ii節 初版本文、初版付録、および第二版のそれぞれの価値形態論 第iii節 価値形態論の枠組 第iv節 価値表現において諸商品は何をどんな風に語るか 第v節 <自然的規定性の抽象化>過程に関して 第vi節 <私的労働の社会化>過程に関して 第vii節 価値の実体と等価形態の謎性 第viii節 初版本文価値形態論の形態Ⅱに関して 第ix節 初版本文価値形態論の形態Ⅲに関して 第x節 <価値-価値実体>概念の十全な定立 第xi節 初版本文価値形態論の形態Ⅳに関して |
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第Ⅴ章 なぜ、第二版は初版本文の形態Ⅳを捨て貨幣形態を形態Ⅴとしたのか |
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第Ⅵ章 価値形態論と交換過程論との関係について |
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第i節 冒頭商品論と交換過程論 第ii節 価値形態論に対するかぎりでの交換過程論 第iii節 あらためて価値形態論と交換過程論との相違について 第iv節 貨幣の商品語 |
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第Ⅶ章 <富-価値-商品>への根源的批判 |
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第i節 <富-価値-商品>への批判、労働価値説批判としての経済学批判 第ii節 商品価値と従来の諸価値 第iii節 今日の《商品<場>-商品語の<場>》に対する根源的批判を深めるために |
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第Ⅲ部 |
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第Ⅷ章 今日の資本主義を批判するために |
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第i節 資本の運動と資本物神 第ii節 利子生み資本形態をとって運動する厖大な架空資本 第iii節 資本の商品語 第iv節 架空資本の新たな運動について 第v節 イスラーム金融は資本主義のオルタナティヴたりうるか |
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第Ⅸ章 『資本論』冒頭商品論に関するさまざまな所説について |
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第i節 ハンス‐ゲオルク・バックハウスの問題提起、およびそれをめぐる議論について 第ii節 久留間鮫造の所説について-<宇野-久留間>論争を軸に 第iii節 榎原均『価値形態・物象化・物神性』について 第iv節 佐々木隆治『マルクスの物象化論』について 第v節 正木八郎の所説について 第vi節 『資本論を読むLire le Capital』における冒頭商品論解釈について(ジャック・ランシエールおよびピエール・マシュレーの所説について) 第vii節 ジャック・デリダの商品物神性論理解について 第viii節 デイヴィッド・ハーヴェイ『『資本論』読解必携A Companion to Marx's Capital』について 第ix節 フレドリック・ジェイムソン『『資本論』を再現前化するRepresenting Capital:A Reading of Volume One』について 第x節 吉沢英成『貨幣と象徴』、および塩沢由典『近代経済学の反省』について 第xi節 柄谷行人の所説について 第xii節 岩井克人『貨幣論』について |
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『資本論』初版(ドイツ語)、同第二版(ドイツ語)、同フランス語版各冒頭商品論出だし部分の対照表と各邦訳 |