タイトルコード |
1000100583653 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
平安時代の佛書に基づく漢文訓讀史の研究 2 |
巻次(漢字) |
2 |
書名ヨミ |
ヘイアン ジダイ ノ ブッショ ニ モトズク カンブン クンドクシ ノ ケンキュウ |
各巻書名 |
訓點の起源 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
小林 芳規/著
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著者名ヨミ |
コバヤシ ヨシノリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
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出版年月 |
2017.12 |
本体価格 |
¥13000 |
ISBN |
978-4-7629-3592-3 |
ISBN |
4-7629-3592-3 |
数量 |
13,335p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
811.25
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件名 |
訓点-歴史
経典
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注記 |
布装 |
内容紹介 |
日本の訓點の起源から、平安初期・中期・後期までの訓讀語体系を明らかにするとともに、その変遷の原理をたどる。2は、日本の訓點の起源について、新資料の角筆文献を主材料に、新羅の影響という視點から考察する。 |
著者紹介 |
1929年山梨縣生まれ。東京文理科大學文學科國語學國文學專攻卒業。徳島文理大學教授、廣島大學名譽教授。文學博士。著書に「平安鎌倉時代に於ける漢籍訓讀の國語史的研究」など。 |
目次タイトル |
第一章 緒説 |
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第二章 奈良時代の角筆訓點から觀た華嚴經の講説 |
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第一節 はじめに 第二節 創建前後の東大寺における華嚴經の講説 第三節 華嚴刊定記の現存古寫本とその角筆訓點 第四節 華嚴刊定記に角筆訓點を書入れた時期 第五節 華嚴經の奈良時代寫本に施された角筆訓點 第六節 華嚴經・華嚴刊定記以外の奈良時代寫經に施された角筆訓點 第七節 平安初期(九世紀)寫經における角筆訓點の變質 第八節 奈良時代の角筆訓點から觀た華嚴經の講説 |
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第三章 日本の初期訓點と新羅經加點との關係 |
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第一節 はじめに 第二節 正倉院文書に見られる新羅高僧の撰述書 第三節 新羅高僧撰述書の加點本 第四節 新羅經加點の受容 第五節 新羅經加點受容の段階的變化 |
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第四章 角筆加點の新羅華嚴經 |
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第一節 まえおき 第二節 東大寺圖書館藏大方廣佛華嚴經自卷第十二至卷第二十の角筆加點發見の經緯 第三節 東大寺圖書館藏大方廣佛華嚴經自卷第十二至卷第二十の角筆の文字と諸符號 第四節 東大寺圖書館藏大方廣佛華嚴經自卷第十二至卷第二十の角筆加點の状況 第五節 大谷大學藏判比量論の角筆加點との關聯 第六節 新たな課題 附節 石山寺藏釋摩訶衍論の角筆加點 |
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第五章 日本語訓點表記としての白點・朱點の始原 |
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第一節 はじめに 第二節 勘經に流用された白書 第三節 勘經としての華嚴刊定記 第四節 神護景雲經の勘經 第五節 神護景雲書寫舊譯華嚴經の白書 第六節 勘經から平安初期の白點・朱點への展開 |
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第六章 勘經の訓讀法 |
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第一節 中國大陸の勘經 第二節 日本における勘經の訓讀 第三節 景雲寫大方廣佛華嚴經の訓讀法 |
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第七章 日本所在の八・九世紀の華嚴經とその注釋書の加點 |
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第一節 前章までの纏め 第二節 日本所在の八・九世紀の華嚴經とその注釋書の加點本 第三節 八・九世紀の華嚴經とその注釋書の加點の内容 第四節 八・九世紀の加點の内容(一) 第五節 八・九世紀の加點の内容(二) 第六節 八・九世紀の加點の内容(三) 第七節 まとめ |
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第八章 平安初期の東大寺關係僧の所用假名と新羅經の角筆假名との關係 |
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第一節 假名字體の親近性 第二節 日本の假名省畫法の先蹤 |
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第九章 日本のヲコト點の起源と古代朝鮮語の點吐との關係 |
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第一節 日本のヲコト點研究の概要 第二節 日本のヲコト點の起源についての説 第三節 ヲコト點の八分類と特殊點 第四節 神護景雲寫舊譯華嚴經の特殊點乙類のヲコト點と韓國の華嚴經の角筆點吐との關係 第五節 神護景雲寫羅摩伽經の特殊點甲類のヲコト點と「華嚴文義要决」の點吐との關係 第六節 特殊點甲類・乙類から第一・二・三・四群點の成立過程 |
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第十章 日本平安初期の訓讀法と新羅華嚴經の訓讀法との親近性 |
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第一節 はじめに 第二節 副詞の呼應 第三節 訓讀語體系から見る 第四節 主格助詞「イ」の借用 |
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附章 宋版一切經に書入れられた中國の角筆點 |
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第一節 はじめに 第二節 醍醐寺藏宋版一切經について 第三節 宋版一切經を醍醐寺に奉納した記文 第四節 醍醐寺藏宋版一切經の角筆點の内容 第五節 宋版一切經に角筆點を書入れた國と時代 第六節 醍醐寺藏宋版一切經の角筆點の内容の檢討 第七節 「文法機能點」を主とする宋版一切経の角筆點の性格 第八節 日本の他寺院等が所藏する宋版一切經の角筆點 第九節 宋版一切經の角筆點の發見に伴う課題と發見の意義 附説 宋版一切經の文法機能點の二系統 |