タイトルコード |
1000100713655 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
国民皆兵とドイツ帝国 |
書名ヨミ |
コクミン カイヘイ ト ドイツ テイコク |
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一般兵役義務と軍事言説1871〜1914 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中島 浩貴/著
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著者名ヨミ |
ナカジマ ヒロキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
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出版年月 |
2019.5 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-7791-2588-1 |
ISBN |
4-7791-2588-1 |
数量 |
212,56p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
393.25
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件名 |
兵役
ドイツ-国防-歴史
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注記 |
文献:巻末p43〜56 |
内容紹介 |
ドイツ帝国創成の軍事力を支えたものは一般兵役義務であった。国民皆兵に伴う社会的な繫がりによって形成された様々な言説について、ドイツ帝国内におけるその位置と変化を検討する。 |
著者紹介 |
1977年北海道生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。東京電機大学理工学部共通教育群講師。共著に「技術が変える戦争と平和」など。 |
目次タイトル |
序章 ドイツ第二帝政期における一般兵役義務言説 |
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1 研究の目的 2 一般兵役義務 3 軍国主義、軍事史、一般兵役義務をめぐる先行研究 4 民間人と軍人の言説差 5 言説の意味状況 6 国際比較、独自性 7 研究の構成 |
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第一部 ドイツ統一戦争直後の一般兵役義務言説 |
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第一章 義務・平等・安定 |
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はじめに 1 兵役義務による国民統合 2 一般兵役義務と軍の階級論理 3 「名誉」と遺族年金 4 バイエルンの兵役義務に関する連邦法の導入問題 5 政治的安定の源泉としての一般兵役義務 おわりに |
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第二章 比較のなかの軍隊 |
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はじめに 1 軍事専門誌の状況 2 他者との比較 3 イギリスの論説に対する反応 4 ティエールとガンベッタ おわりに |
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第二部 軍事テクノクラートの思考様式と軍事言説の急進化 |
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第三章 軍事テクノクラートの世界内におけるフォルクスクリークと兵力動員 |
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はじめに 1 プロイセン・ドイツ軍とクラウゼヴィッツ『戦争論』 2 実践のなかの『戦争論』 3 軍上層部における戦争論 4 人民戦争と国民戦争 おわりに |
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第四章 「外敵」への対応と戦史叙述の政治化 |
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はじめに 1 戦史叙述と政治的解釈 2 『国民皆兵論』と『戦争遂行と軍指導』 3 同時代的戦争観との相違と共通性 おわりに |
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第五章 「国内の敵」と「外敵」に対する二正面戦略 |
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はじめに 1 軍事著述家とその媒体 2 一八七〇年代から一八九〇年代初頭の一般兵役義務言説 3 一八九三年以降の政策転換と一般兵役義務をめぐる言説の変化 4 軍事言説の政治化 5 社会的・軍事的必然性からの一般兵役義務の再考 おわりに |
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第六章 「外敵」に対する生存競争の道具としての精神 |
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はじめに 1 「優勝劣敗」のなかの軍国主義 2 一般兵役義務、戦争論と精神主義 3 合理性から精神主義への転換 おわりに |
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補論 軍事的オリエンタリズム |
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はじめに 1 価値観の反映としての他者 2 青年ドイツと「軍事的オリエンタリズム」 3 国民皆兵と「武士道」 おわりに |
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終章 |