タイトルコード |
1000100779445 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
北朝鮮帰国事業の研究 |
書名ヨミ |
キタチョウセン キコク ジギョウ ノ ケンキュウ |
|
冷戦下の「移民的帰還」と日朝・日韓関係 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
菊池 嘉晃/著
|
著者名ヨミ |
キクチ ヨシアキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
|
出版年月 |
2020.1 |
本体価格 |
¥8800 |
ISBN |
978-4-7503-4960-2 |
ISBN |
4-7503-4960-2 |
数量 |
859p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
369.37
|
件名 |
引揚者問題
朝鮮人(日本在留)
|
注記 |
文献:p795〜829 北朝鮮帰国事業関連年表:p830〜840 |
内容紹介 |
1959〜1984年、在日コリアンと日本人配偶者を含む家族9万人余りが日本から朝鮮民主主義共和国へと渡った北朝鮮帰国事業。その歴史的展開過程や北朝鮮の国家戦略、帰国者らの動機と宣伝・メディアの役割などを論じる。 |
著者紹介 |
1965年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。博士(国際文化)。読売新聞社社会部、東北総局長などを経て東京本社勤務。現代韓国朝鮮学会監事。 |
目次タイトル |
序章 問題意識と研究目的 |
|
第1節 帰国事業の経緯と社会的評価の変遷 第2節 先行研究と課題 第3節 研究目的と視角 第4節 本書の構成 |
|
第1部 日朝・日韓関係と「帰国問題」の展開 |
|
第1章 在日コリアン社会の形成と発展(明治期〜昭和戦前期) |
|
第1節 韓国併合前の在日コリアン 第2節 韓国併合後の在日コリアン 第3節 小括 |
|
第2章 解放〜朝鮮戦争期の在日社会(1945年〜1953年) |
|
第1節 在日コリアンの解放と帰還 第2節 占領期・ポスト占領期の日本での状況 第3節 小括 |
|
第3章 在日コリアン運動の転換と帰国運動(1953年〜1955年) |
|
第1節 北朝鮮帰国と日朝往来の模索 第2節 民戦の路線転換と帰国運動の展開 第3節 小括 |
|
第4章 朝鮮総連と帰国運動の再編(1955年〜1958年前半) |
|
第1節 日朝関係の開始と帰国問題 第2節 赤十字国際委員会(ICRC)の関与 第3節 小括 |
|
第5章 関係国の対立と帰国事業の実現(1958年後半〜1959年) |
|
第1節 帰国運動の大規模化と日本政府の決定 第2節 帰還協定締結と帰国事業の開始 第3節 小括 |
|
第6章 帰国事業開始後の推移と日朝関係 |
|
第1節 帰還協定に基づく帰国事業(1959年〜1967年) 第2節 3年間の中断後の帰国事業(1971年〜1984年) 第3節 小括 |
|
第2部 北朝鮮の意図と帰国者を巡る状況 |
|
第7章 北朝鮮の国家戦略と帰国事業 |
|
第1節 北朝鮮の国家戦略 第2節 「南」からの誘引・移住・「拉北」 第3節 ソ連・中国在住コリアンの帰国推進 第4節 在日コリアンの帰国推進と対南戦略 第5節 小括 |
|
第8章 帰国意思の形成と北朝鮮情報 |
|
第1節 帰国(移住)の動機・目的 第2節 誇大な宣伝とメディア 第3節 帰国意思形成と韓国側要因 第4節 帰国しなかった人々と在日社会の変容 第5節 小括 |
|
第9章 北朝鮮における適応問題と現地社会との葛藤 |
|
第1節 移住者の危険要因 第2節 北朝鮮帰国者の適応と危険要因 第3節 帰国者に対する現地社会と当局の対応 第4節 ポスト帰国事業期の帰国者・日本人妻 第5節 小括 |
|
終章 大規模な集団移住の特質と諸要因 |
|
第1節 「移民的帰還」の特質とマクロ・ミクロ・メソ構造 第2節 帰国事業長期化の要因と影響 第3節 成功しなかった「人道事業」 |