タイトルコード |
1000100782758 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本語教育におけるメタ言語表現の研究 |
書名ヨミ |
ニホンゴ キョウイク ニ オケル メタ ゲンゴ ヒョウゲン ノ ケンキュウ |
叢書名 |
シリーズ言語学と言語教育
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叢書番号 |
39 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
李 婷/著
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著者名ヨミ |
リ テイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ひつじ書房
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出版年月 |
2020.1 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-8234-1021-5 |
ISBN |
4-8234-1021-5 |
数量 |
14,350p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
810.7
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件名 |
日本語教育(対外国人)
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注記 |
文献:p335〜343 |
内容紹介 |
日本語学習者の視点を基に、日本語の談話におけるメタ言語表現の分析を通して、コミュニケーションのメタ認知の向上を目指す日本語教育を提案する。メタ言語表現の用例も豊富に取り上げる。 |
著者紹介 |
1980年中国生まれ。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程に入学。博士号(日本語教育学)を取得。日本大学文理学部助教。 |
目次タイトル |
第1章 日本語学習者がメタ言語表現を学習することの意義 |
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1.1 日本語教育でメタ言語表現を取り入れる際に考えるべきこと 1.2 本書の目的と課題-メタ言語表現の学習の意義と日本語教育における位置づけを捉え直す 1.3 メタ言語表現とコミュニケーションのメタ認知との関係 1.4 メタ言語表現の学習を捉え直すにあたって |
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第2章 メタ言語表現とコミュニケーションのメタ認知との関係に着目した本書の位置づけ |
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2.1 様々に定義されてきたメタ言語表現 2.2 メタ言語表現に関する先行研究 2.3 コミュニケーションのメタ認知に関する先行研究 2.4 待遇コミュニケーション論による分析観点 2.5 文章・談話論による分析観点 2.6 日本語教育学における本書の位置づけ |
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第3章 メタ言語表現の学習の意義を検討するための調査とメタ言語表現の分析方法 |
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3.1 <課題1>メタ言語表現の学習の意義を検討するための調査 3.2 <課題2>メタ言語表現の分析方法 |
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第4章 初級日本語クラスにおけるメタ言語表現の学習 |
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4.1 観察されたメタ言語表現 4.2 メタ言語表現を取り入れた教室活動 4.3 教師の導入と指導 4.4 学習者の学習と使用 4.5 教師と学習者の相互作用 4.6 初級日本語クラスで観察されたメタ言語表現の指導と学習のまとめ |
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第5章 学習者がメタ言語表現を捉える観点 |
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5.1 待遇コミュニケーション論に関する学習者の観点 5.2 文章・談話論に関する学習者の観点 5.3 待遇コミュニケーション論と文章談話論に関する学習者観点の関係づけ 5.4 メタ言語表現を学習することの意義 |
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第6章 「人間関係」、「場」、「意識」、「内容」、「形式」に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現 |
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6.1 「人間関係」に言及するメタ言語表現 6.2 「場」に言及するメタ言語表現 6.3 「意識」に言及するメタ言語表現 6.4 「内容」に言及するメタ言語表現 6.5 「形式」に言及するメタ言語表現 6.6 「人間関係」、「場」、「意識」、「内容」、「形式」の組み合わせに言及するメタ言語表現 6.7 「人間関係」、「場」、「意識」、「内容」、「形式」に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現のまとめ |
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第7章 「表現意図」に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現 |
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7.1 「宣言」の表現行為におけるメタ言語表現 7.2 「確認」の表現行為におけるメタ言語表現 7.3 「許可求め」の表現行為におけるメタ言語表現 7.4 「申し出」の表現行為におけるメタ言語表現 7.5 「忠告・助言」の表現行為におけるメタ言語表現 7.6 「勧め」の表現行為におけるメタ言語表現 7.7 「依頼」の表現行為におけるメタ言語表現 7.8 「許可与え」の表現行為におけるメタ言語表現 7.9 「指示・命令」の表現行為におけるメタ言語表現 7.10 「誘い」の表現行為におけるメタ言語表現 7.11 「表現意図」に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現のまとめ |
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第8章 談話の展開に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現 |
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8.1 「A.話題開始機能」のメタ言語表現 8.2 「B.話題継続機能」のメタ言語表現 8.3 「C.話題終了機能」のメタ言語表現 8.4 談話の展開に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現のまとめ |
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第9章 談話の多重構造に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現 |
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9.1 「話段区分箇所」と「話段内部箇所」におけるメタ言語表現の出現率 9.2 第1・2次元の「大話段区分箇所」におけるメタ言語表現 9.3 第3・4次元の「話段区分箇所」におけるメタ言語表現 9.4 第5次元の「小話段区分箇所」におけるメタ言語表現 9.5 全「話段区分箇所」におけるメタ言語表現の特徴 9.6 談話の多重構造に関するメタ認知の向上を促すメタ言語表現 |
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第10章 日本語教育への提言と今後の課題 |
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10.1 各章で述べてきたことのまとめ 10.2 コミュニケーションのメタ認知の向上を目指す日本語教育 10.3 コミュニケーションのメタ認知の向上を促す学習項目としてのメタ言語表現 10.4 日本語教育学における本書の意義と今後の課題 |