タイトルコード |
1000100815456 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中国の近代的刑事裁判 |
書名ヨミ |
チュウゴク ノ キンダイテキ ケイジ サイバン |
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刑事司法改革からみる中国近代法史 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
久保 茉莉子/著
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著者名ヨミ |
クボ マリコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2020.6 |
本体価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-13-026165-4 |
ISBN |
4-13-026165-4 |
数量 |
5,305,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
327.922
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件名 |
刑事裁判-歴史
法律-中国
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注記 |
文献:巻末p5〜19 |
内容紹介 |
20世紀前半、とりわけ1920〜30年代の中国における刑法・刑事訴訟法の立法過程と運用実態の具体的様相を考察。当該時期に中国の近代的刑事司法制度の基盤が形成されたことを実証し、その歴史的意味を検討する。 |
著者紹介 |
1985年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。成蹊大学文学部国際文化学科助教。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 中国の近代法をとらえなおす |
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第一節 中国における近代的刑事裁判とは何か 第二節 中国近代法史研究のあゆみ 第三節 本書の構成と史料 |
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第一部 新たな秩序形成の試み |
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第一章 罪と罰を定める |
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はじめに 第一節 抜本的改革への挑戦 第二節 政変の時代における法制改革 第三節 さしあたりの目標達成 第四節 刑法委員会の奮闘 おわりに |
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第二章 裁判はどうあるべきか |
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はじめに 第一節 清末民初の模索 第二節 新たな統一法規の完成 第三節 法の運用をめざして おわりに |
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第三章 刑罰は犯罪を減らせるか |
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はじめに 第一節 清末民国期における刑罰改革 第二節 中華民国刑法の保安処分規定 第三節 法律家たちの論争 おわりに |
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第四章 「訴える国家機関」の登場 |
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はじめに 第一節 中国における検察制度の導入 第二節 刑事訴訟法の制定と検察制度の整備 第三節 中国に検察は必要か おわりに |
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第五章 誰が訴えるべきか |
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はじめに 第一節 被害者による訴追を認める 第二節 「人民の法益保護」のために 第三節 誰がいかなる罪を訴えられるのか おわりに |
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第二部 新たな法の下で生きる人々 |
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第六章 検察官たちの模索と努力 |
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はじめに 第一節 省レベルにおける検察制度 第二節 都市の検察制度 第三節 検察官の機能とは おわりに |
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第七章 被害者の訴訟参加と裁きの難しさ |
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はじめに 第一節 統計から見る自訴事件処理状況 第二節 自訴事件の実態 おわりに |
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第八章 地方法院の刑事裁判 |
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はじめに 第一節 警察官殺害事件の発生 第二節 捜査の最前線 第三節 刑法か、特別法か 第四節 訴追機関としてのつとめ 第五節 真実を明らかにする おわりに |
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第九章 真実の追求か、迅速な裁判か |
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はじめに 第一節 統計から見る上訴事件処理状況 第二節 新たな制度をめぐる誤解と是正 第三節 繰り返される裁判 おわりに |
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終章 中国近代的裁判の成立過程 |
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第一節 中国における近代的刑事司法制度とは何か 第二節 中国法制史における南京国民政府時期の位置づけ |