タイトルコード |
1000100889675 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
超長期GDP推計 |
書名ヨミ |
チョウチョウキ ジーディーピー スイケイ |
|
再推計に向けた研究集団の長期戦略 |
叢書名 |
神奈川大学経済貿易研究叢書
|
叢書番号 |
第34号 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
谷沢 弘毅/著
|
著者名ヨミ |
ヤザワ ヒロタケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
白桃書房
|
出版年月 |
2021.3 |
本体価格 |
¥6364 |
ISBN |
978-4-561-86056-3 |
ISBN |
4-561-86056-3 |
数量 |
10,512p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
332.01
|
件名 |
経済史学
国民経済計算
|
内容紹介 |
難解な超長期GDP推計の全体像を詳述。先行研究におけるGDPの推計方法やその推計結果を個別に検討し、推計を担当する研究集団にとっての基本方針、手順・留意点、組織運営など、推計作業上の長期戦略を提示する。 |
目次タイトル |
序章 新研究分野“超長期GDP推計”の台頭-本書の目的・方法 |
|
第1節 グローバル経済史の新潮流 第2節 本書作成の経緯と目的 第3節 採用した分析方法の特徴 第4節 慎重さを求められる執筆 |
|
第Ⅰ部 推計方法に関する諸問題 |
|
第1章 多様な推計方法の結集による成果-高島正憲著『経済成長の日本史』の素描 |
|
第1節 本格的な超長期推計の登場 第2節 高島(2017)の書評 第3節 石高定義の違和感 第4節 用語使用法への要望 第5節 国際比較統計としての課題 |
|
第2章 超長期GDPに関する二人の推計方法-高島正憲とアンガス・マディソンの流儀 |
|
第1節 夢の実現方法の解明 第2節 高島推計の手順・体系 第3節 高島推計値の疑問点・改善点 第4節 マディソンの国際比較統計 第5節 長期間を要する改善作業 |
|
第3章 超長期GDPの作成に向けたデータ接続問題-超長期推計における実質化と単位変換 |
|
第1節 データ接続の説明不在 第2節 横のデータ接続の推測 第3節 縦のデータ接続の推測 第4節 関連データの追加公表 第5節 多様なデータ接続問題 |
|
第4章 わが国経済の成長軌道と購買力平価問題-推計値の改善に向けた多様な試み |
|
第1節 近景遠景論という視点 第2節 経済成長の特徴と疑問点 第3節 推計方法の改善への試み 第4節 購買力平価問題の一解法 第5節 梅村又次の視線の先 |
|
第5章 同時に進めた『長期経済統計』の改訂作業-第3次産業所得の再推計問題 |
|
第1節 長年の懸案事項に着手 第2節 所得再推計までの経緯 第3節 商業サービス業Bの副業者問題 第4節 全面改訂への長い道のり 補論 1920年の商業サービス業Bにおける本業副業者比率の考え方 |
|
第Ⅱ部 研究集団にとっての長期戦略 |
|
第6章 超長期推計を改善するための新たな方向性-先行研究『長期経済統計』との比較分析 |
|
第1節 一段落した推計作業 第2節 LTESからみた再推計課題 第3節 研究組織の設置問題 第4節 テーマ・共同作業の難しさ |
|
第7章 超長期GDP推計に関連した最近の主要研究-水鳥川和夫論文と川戸貴史論文に対する若干の論評 |
|
第1節 相次ぐ関連研究の公表 第2節 古代の高生産性農業 第3節 中世後期の幣制混乱 第4節 関連分野の育成強化 |
|
第8章 先行した3つの長期統計プロジェクト-アジアLTES事例でみた集団特性 |
|
第1節 継続された歴史統計研究 第2節 アジアLTESの長い道程 第3節 アジアLTESの出版事情 第4節 超長期再推計に向けた経路 第5節 長期戦略の重要性 |
|
第9章 求められる作業指針と留意点-長期戦略に向けた羅針盤と海図 |
|
第1節 一般読者層への着実な浸透 第2節 共同作業の具体的指針 第3節 作業・解釈上の留意点 第4節 再推計時期の検討 第5節 研究加速化の成否 |
|
終章 超長期GDP推計という難題-研究分野の健全な発展に向けて |
|
第1節 期待と不安の間で 第2節 薄い関心の緩やかな変質 第3節 本書の概要 第4節 同時進行上の課題 第5節 どこへ行く超長期推計 |