タイトルコード |
1000100903797 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
教育福祉の社会学 |
書名ヨミ |
キョウイク フクシ ノ シャカイガク |
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<包摂と排除>を超えるメタ理論 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
倉石 一郎/著
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著者名ヨミ |
クライシ イチロウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
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出版年月 |
2021.6 |
本体価格 |
¥2300 |
ISBN |
978-4-7503-5220-6 |
ISBN |
4-7503-5220-6 |
数量 |
208p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
371.3
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件名 |
教育と社会
社会的包摂
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注記 |
文献:p197〜204 |
内容紹介 |
教育を通じて貧困や排除の克服をはかる「教育福祉」の歴史・実践を検証し、その理論を社会学的に再構築する。教育現場を取り上げた映像作品も参照しつつ、<包摂と排除>の対概念を超えるメタ理論の構築をめざす。 |
著者紹介 |
1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。同大学大学院人間・環境学研究科教授。博士(人間・環境学)。著書に「包摂と排除の教育学」など。 |
目次タイトル |
序章 出発点 |
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1.本書のはじめに 2.同心円モデルが帰結する二つのアプローチ-社会移動モデルと純包摂モデル 3.「練習問題」としてのビジティング・ティーチャー、福祉教員 4.本書の構成 |
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第1章 包摂と排除の「入れ子構造」論 |
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1.本章のはじめに-同心円モデルの何が問題なのか 2.在日朝鮮人教育にみる「入れ子構造」 3.障害児の就学猶予・就学免除制度にみる入れ子構造 4.中間考察 5.「福祉教員」の事例にみる包摂と排除 6.本章のおわりに |
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第2章 ルーマンから学ぶ「包摂その一歩手前」の大切さ |
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1.本章のはじめに 2.機能分化・包摂/排除・教育システム 3.内部転写(re‐entry)が可能にする「平凡でないマシーン」の平凡化 4.シティズンシップ・就学義務制度・「市民に非ざる者」の排除 5.<差別=選別の教育>という言説の陥穽 6.スーパーコードとしての包摂/排除 7.本章のおわりに |
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第3章 「包摂の一歩手前」を可視化した貴重な記録 |
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1.本章のはじめに 2.この作品とわたし自身、あるいは本章の叙述法 3.作品のオープニング-誰が至高のナレーターなのか? 4.登場人物たちと出会いそこねる-1995年12月・神戸 5.見られることなく見続ける「第二のカメラ」 6.ジャーナリストの矩を超える-そのとき何が起こったか? 7.舞台の高校を訪ね、「先生」と会う-1996年9月 8.心臓部=「教室」へ 9.ひょんなことから始まった「同窓生たち」とのつきあい-1996年冬〜1997年夏 10.作品の後半部-「親密性深化の物語」への傾斜 11.再び、不同意の「映り込み」 12.裏切られた予定調和 13.後日譚-1998年 14.後日譚2-1997年秋〜1999年春 15.本章のおわりに |
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第4章 創発的包摂の教育小史 |
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1.本章のはじめに 2.創発的包摂とは何か 3.議論の補助線-「必要の政治」と「20世紀シティズンシップ」 4.教科書無償闘争(1961〜63年) 5.金井康治君闘争(1977〜1983年) 6.「民受連」の挑戦(1995年頃〜2003年) 7.本章のおわりに |
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補章 <宿題>からみた包摂と排除 |
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1.本章のはじめに 2.<宿題>への歴史的パースペクティブ 3.解放教育運動における<宿題>-高知県の闘争を中心に 4.「効果のある宿題」ともう一つの「自己完結不可能性」-大阪・松原の事例から 5.本章のおわりに |
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第5章 創発的包摂を生きる主体の肖像 |
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1.本章のはじめに 2.奇跡としての包摂-本作品の基本情報と背景 3.プレシャス一家の暮らしぶり・親子関係とその変容 4.ワイス氏-「成長する」狭義の包摂の忠実な担い手 5.レイン先生-創発的包摂の支え手として 6.本章のおわりに |
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第6章 公私融合の混迷状況で読み解く<包摂と排除> |
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1.本章のはじめに 2.前提となる議論 3.20世紀後半のリベラリズム秩序と戦後教育学という「知恵」 4.21世紀の「教育福祉」が抱え込んだ不幸な条件 5.本章のおわりに-「不幸な状況」を脱する道は? |
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終章 蟷螂の斧をふりかざす |
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1.創発的包摂への逆風?-専門家と非専門家の関係性 2.「社会保障モデルの時代」への逆行か 3.労働力の商品化、然らずんば死なのか? 4.本書のおわりに-あとがきに代えて |