タイトルコード |
1000100914232 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「論理的思考」の社会的構築 |
書名ヨミ |
ロンリテキ シコウ ノ シャカイテキ コウチク |
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フランスの思考表現スタイルと言葉の教育 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
渡邉 雅子/著
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著者名ヨミ |
ワタナベ マサコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2021.7 |
本体価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-00-002606-2 |
ISBN |
4-00-002606-2 |
数量 |
9,246,17p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
372.35
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件名 |
フランス-教育
作文教育
論文作法
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注記 |
文献:巻末p1〜10 |
内容紹介 |
「論理的である」という感覚はどのようにつくられていくのか。フランスでの小論文を核とした言葉の教育を通じて、日本ともアメリカとも異なる「論理的思考」の存在、そしてその形成過程を明らかにする。 |
著者紹介 |
コロンビア大学大学院博士課程修了。Ph.D.(博士・社会学)。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。著書に「納得の構造」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 思考表現スタイルと論理的思考 2 学校の特別な役割 3 小論文の型と「論理的である」と感じる根拠 4 なぜフランスなのか 5 本書の構成 |
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第一部 論文構造から生まれる論理と思考法 |
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第1章 論文の構造と論理の型 |
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1 「論理的」であることの探求 2 ディセルタシオンの構造と論理-エッセイとの比較から 3 構造から導かれる米仏の論理の特徴 |
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第2章 哲学のディセルタシオンと哲学教育 |
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1 哲学のディセルタシオンの特別な地位 2 哲学教育の目的、内容構成と方法 3 哲学のディセルタシオンを書く 4 哲学のディセルタシオンを分析する 5 小括-哲学のディセルタシオンに見る思考表現のスタイル |
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第3章 文学のディセルタシオンと文学教育 |
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1 高校のフランス語(文学)教育-目的と構成 2 文学の論述問題 3 文学のディセルタシオンを書く 4 文学のディセルタシオンに見る弁証法の論理 |
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第4章 ディセルタシオンの歴史 |
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1 伝統的な教育-フランスの論理的文化と三つの形式主義 2 フランス革命とディセルタシオンの創造 3 哲学教育とディセルタシオン-自由に自律して考えるための訓練の創造 4 小括 ディセルタシオンは教育を刷新したか-変わったものと変わらなかったもの- |
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第二部 論理的思考の段階的な訓練 |
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第5章 小学校で教えられる論理 |
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1 文法・描写・物語を通した論理的思考 2 作文(rédaction)-形式による論理的一貫性を学ぶ訓練 3 物語の創作における二つの訓練-視点による論理的一貫性と物語の「定義と型」の習得- |
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第6章 中等教育で育まれる論理 |
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1 中学校における「論証」-自然の配置から論理の配置へ 2 高校で育まれる論理-弁証法という思考の飛躍 3 小括-高校で育まれる論理と論理的思考 |
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第三部 判断し行動するための論理 |
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第7章 歴史教育 |
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1 フランスの歴史教育の構成-教科書に見る時間の概念と歴史認識 2 フランスの歴史教科書の構造と授業の構造 3 過去はどう語られるか-フランスの歴史授業の五つの特徴 4 視覚イメージで教える効果-見えるものから「見えないもの」を読み解く 5 いかに評価するか-良い説明(歴史の語り)と求められる能力 6 未来はどう捉えられているか-歴史教育に見る過去・現在・未来の構造 |
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第8章 歴史教育の歴史に見る思考法の変遷 |
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1 歴史教育の転換点(一九七〇年代の改革)-新教育とアナールの歴史研究の方法 2 揺り戻しと新たな発展-公民教育としての歴史と年代史・政治史の復活(一九八〇年代)- 3 史料から構築する歴史へ-生徒の多様化とデカルト的方法(一九九〇年代から) 4 グローバル化・情報化への対応-共通基礎の導入 5 二〇〇〇年以降のディセルタシオンの大衆化と歴史教育-理想と現実、断絶と継承、批判と実像- 6 教育の大衆化とテーマとイメージによる歴史 |
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第9章 市民性教育 |
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1 言葉の定義を通した合意形成と共通の文化の構築 2 学級の規則作り-手続きの遵守と形式主義(公民科) 3 言葉の定義から「判断の基準」を学ぶ 4 「社会は変えられる」-フランス革命の遺産を伝えるプロジェクト 5 哲学による前提の合意形成-歴史に学び、共同体の文化を形成する討論 6 討論から政治的行動へ 7 政治教育としての市民性教育-言葉の定義と手続き遵守の社会生活への適用 |
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終章 フランス社会の<論理>の構築 |
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1 思考表現スタイル-思考・判断・表現の型 2 社会の利益か、個人の目的達成か-共和主義と民主主義 3 民主主義型の思考表現スタイル-補助線としてのアメリカ 4 結語 小論文の<論理>から考える社会の未来-フランス、アメリカ、そして日本- |