タイトルコード |
1000100977548 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
トランスジェンダーを生きる |
書名ヨミ |
トランスジェンダー オ イキル |
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語り合いから描く体験の「質感」 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
町田 奈緒士/著
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著者名ヨミ |
マチダ ナオト |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-623-09406-6 |
ISBN |
4-623-09406-6 |
数量 |
16,324p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
367.9
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件名 |
性同一性障害
性的マイノリティ
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注記 |
文献:p301〜312 |
内容紹介 |
トランスジェンダーの人々が生きることに伴う「実感」とは。著者を含む当事者らが語り合い、それぞれの過去といまの体験世界を解くことで導き出された<雰囲気><擬態><器>の鍵概念からこの問いに迫る。 |
著者紹介 |
京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士後期課程修了。名古屋大学男女共同参画センター特任助教。専門は発達心理学・臨床心理学。 |
目次タイトル |
第Ⅰ部 理論編 |
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第1章 トランスジェンダーをめぐる歴史と今 |
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第1節 トランスジェンダーにまつわる用語の整理 第2節 トランスジェンダーをめぐる歴史を辿る 第3節 トランスジェンダーを取り巻く現代の医療・社会制度 第4節 第1章のまとめ |
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第2章 性をめぐって語られてきたこと |
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第1節 古代の哲学 第2節 精神分析は性をどう捉えてきたか 第3節 制度・権力に支配される性 第4節 性を捉えるための現象学的視点の導入 第5節 トランスジェンダー現象学 第6節 第2章のまとめ |
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第3章 近年の実証的研究が明らかにしてきたこと |
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第1節 「一般的・平均的」なトランスジェンダーのあり方を記述する数量的な調査研究 第2節 トランスジェンダーを生きるという経験に注目した研究 第3節 筆者が明らかにしたい「体験」とその「質感」 第4節 第3章のまとめと本書の問題と目的 |
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第4章 方法論 |
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第1節 体験をどう記述するか 第2節 体験の記述をどう読んでもらうか 第3節 「追体験」を求める記述がどのように学術的な知と言えるのか |
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第Ⅱ部 事例編 |
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第5章 性を他者との関係性から捉え直す |
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第1節 性は要素に分けて記述できるものなのか 第2節 協力者とインタビューの概要 第3節 口にせずともなぜか伝わってしまう 第4節 性は他者から<雰囲気>として感じ取られる |
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第6章 トランスジェンダーを生きるという体験に伴われる実感 |
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第1節 トランスジェンダーを生きるという体験の「実感」 第2節 協力者とインタビューの概要 第3節 ビクビクと息をひそめる感じ,後ろめたさなどの実感 第4節 トランスジェンダーを生きるという体験に伴われる実感とその背後にあるもの |
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第7章 トランスジェンダーの人々はどのように他者や社会とつながっていくのか |
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第1節 トランスジェンダーの人々が安心して生きるためには 第2節 協力者とインタビューの概要 第3節 トランスジェンダーの人々が自然体でいられるために必要なこと 第4節 「受け止め」としての言語的概念と他者の存在 |
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第8章 最終考察 |
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第1節 トランスジェンダーを生きる体験の深部にある構造 第2節 どうすれば他者はトランスジェンダーを生きる人の<器>になれるのか 第3節 これまでの研究の問題点をどのように乗り越えたのか 第4節 本書から導かれるトランスジェンダーの人々への「支援」のあり方 第5節 体験をあぶり出すための「質感」的心理学 第6節 今後の展望 |